「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走

Tekapo

2013年05月29日 08:32

花を求め、大峰・大普賢岳から行者還岳をプチ縦走です。












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大峰のあたりも花が見ごろになってくる5月下旬、花巡り&奥駈道プチ縦走を計画してみた。

やはり大峰の魅力は奥駈道に尽きる。

その奥駈道を満喫しようと思ったならば縦走しかないだろう。

車1台ならどうしてもピストンかコース取りがよくて周回が出来るのがせいぜいだが、

2台あると縦走距離が一気に広がるので、今回は久しぶりにそれをやってみようと思った。






5月26日、近鉄大和八木駅に集まったのは、ゆずさん、ゆぅ☆さん、そして私。

3人とも4月のダイトレチャレンジに参加したあの日以来の顔ぶれだ。






2台の車で天川村を目指す。

国道309号を走り、50~60台の車が溢れるトンネル西口にゆずさんの車をデポ。

行者還トンネルを抜け、水太林道を走る。水太谷の一番上流地点となる箇所に私の車をデポ。






AM9:40 プチ縦走開始だ。





当初はここから無双洞を通り、七曜岳南の出合まで登り、そこから奥駈道を辿るつもりであった。

でも、それでは物足りなくなり、ガッツリと登りなくなった私。

ゆずさんとゆぅ☆さんに無理をお願いして、

大普賢岳経由でのコースを歩くことにしたのであった。

登り出しは本来なら無双洞近くまで水太谷沿いに登り、そこから和佐又へのトラバース道に

合流するのだが、近道をしようと道なき斜面を直登する。

これが意外にも体力を浪費してしまう。





石灰岩が露出する水太谷を登る。














岩場もあるけれど、ステップが打ち込んであるので楽しいアトラクション















岩をガッチリと咥え込んだ木











岩と同化しているようだった。






さらに岩本新道への地図にある取付き位置と実際のルートが合わず、

これまた道なき斜面を直登、またまた体力を浪費してしまった。







AM11:35 なんとか笙の窟に到着。













なんとここまで2時間もかかってしまったようだ。

日本岳のコルを過ぎ、

このあたりからは梯子や鎖場が出現する。












石の鼻

ここからは台高山地の山並みが一望出来る絶景ポイント






















谷を埋める新緑は眩いほどだ。














ふたたび連続する梯子を登ったり下ったり。





















新緑の谷から噴き上がる涼風に、汗がひんやりとするのが気持ちいい。














AM12:50 大普賢岳到着

ここでは小休止ののち、先を急ぐ。

山頂から見た、これから歩く奥駈道













少し降りると小普賢岳がその全様を見せてくれる。








なんとも面白い形だ。







水太覗から見下ろす新緑の水太谷













このあたりからシャクナゲが目立ってきた。

ちょうど見ごろのようかな。












淡いピンクも












木々の間からは稲村ヶ岳











奥駈道にはこんな鎖場のトラバースも。












先ほどの水太覗きの下にある絶壁がよく見える。












PM2:00 稚児泊でようやくランチタイム




木製梯子もあるが、踏み桟が欠損してますよ~
ゆぅ☆さん ご注意を!












西側の神童子谷も新緑に溢れています。












PM2:50 七曜岳
ここからの大普賢岳の眺めも美しい






左から大普賢岳 小普賢岳 日本岳








和佐又・水太林道への分岐













この分岐を降りて行けば水太林道へ戻れる。

お二人へこの先、奥駈道を行くかどうか念押しした。



「行くしかないでしょう~!!」



の力強い言葉を頂戴し、チーム一同気合いを入れ直す。








この先の奥駈道は行者還岳直下に激下りがある他は比較的歩きやすい道。

まずはシロヤシオがわれわれを歓迎してくれた。

















真っ白い花。

その清楚な花姿に会うためにここまでやってきたのだ。

でもなんだか様子が変だ。

どうも花の大きさが小さい?

それに花の数も少ない?

昨年は裏年だということで、今年は期待していたのだが・・・・









行者還岳直下の激下りを過ぎ、














PM4:05 行者還小屋到着。













さあ、ここからが花回廊の始まりだ。

シロヤシオも当初よりは咲いているようだ。













この花姿には気品が感じられる。











バイケイソウの群生地。7月頃には多くの花が咲くだろう。






















そしてそのバイケイソウの群生地と同じ場所に目当ての花も咲いていた。

ヤマシャクヤク





















その白く丸い花の形が大好きです。

しかし、そのヤマシャクヤクさえも今年は異変?

石灰岩が露出した箇所に、バイケイソウと混じるように群生しているはずが、

今年はほとんど見当たらない。

それよりも少し外れた箇所にわずかに咲いているのである。

そのほとんども終わっているようで、写真に納めらえたのは数えるほど。









その代わりではないが、少し早いクサタチバナが咲き始めていた。














ヒメレンゲはいたる所に咲いている。













晴天が続いた5月下旬の暖かさで一気に花の時期が進んだのだろうか。





奥駈道にもガスが掛かってきた。



















これもまたいい。幻想的だ。


これも奥駈道なのだ。

しなの木出合からトンネル西口へ向けて激下りする。





滑りやすいので要注意だ。

しかしそこは足並みの揃った3人。

一気に下り、PM5:55 無事下山です。







奥駈道を縦走するこのルート、七曜岳から行者還岳ではひとりのトレランの方のみ

出合っただけで、展望もよく、静かな山歩きを楽しむには最高のルートです。



お付き合いいただいたゆずさん、ゆぅ☆さん ありがとうございました。




忘備録:今回、CW-Xのサポートタイツの下に、さらに膝にテーピングを施した結果、

全く膝痛をおこさなかった。これは今後も試してみる価値あり。


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