びしょ濡れモードで大峰・神童子谷

Tekapo

2013年06月11日 20:52

神童子谷で早くもびしょ濡れモード全開です。












続きの前にこちらをクリックお願いしま~す

大峰 神童子谷から今年の沢登りシーズン幕開けだ。



梅雨入りしたはずなのに、あまり雨が振らない今年の梅雨。




6月9日、大峰 神童子谷に降り立ったのは、

ゆずさん、ゆぅ☆さん、ルーシーさん、gomaさん、ゆっちさん、

そしてテカポの6名。



初顔合わせもありながら、早くも皆、テンションが高いようだ。

そう、目の前には早くも大峰ブルーが広がっているのである。












神童子谷は沢難易度1級ながら、谷の大きさや滝の造形が素晴らしく、

水の透明度は大峰ブルーを思わせる美しさがあり人気のある谷だ。





今回は時間的な都合もあり、谷の中間点にある釜滝まで行き、

そこから再び降渓するというプランである。

谷の上部にも見応えのある滝があるのだが、それはまた次の機会にでも楽しもう。







AM9:40 神童子林道終点から昔の渓谷散策道であった鋼製桟橋の残骸を

横目に見ながら沢に目をやると、











テンションが上がりそうなエメラルドグリーンのプール






沢に降り立つと、目の前には早くも景勝ポイントであるトガ淵だ。














淵というだけあって腰くらいから背丈ほどの深さがある。

先頭のゆずさん、に続き女子チームも早くも沢に浸かってます。
















今回は水の冷たさも十分予想されたため、ネオプレン素材のウェットパンツや

スーツを装備してきたメンバーがほとんど。

6月の冷たい沢の水にも臆せずに、早くもびしょ濡れモードだ。

























それにしても足元が滑る!

水流によく磨かれた岩肌は、フェルトソールのサワシューズでも

しっかりと足の指で岩を掴むように踏ん張っていないとツルッと滑ってしまう。

これはなかなか手強そうだ。

あちこちで女子チームの黄色い悲鳴が(笑) ・・・・・   滑ってます!

見事な景観を醸し出している淵をどんどん進く。
























しばらくいくと、目の前には両岸の切り立った岩壁が狭り廊下状となっているゴルジュ。

通称「へっついさん」だ。















ここ10数年はゴルジュの底に砂礫が溜り、すっかり水深が浅くなったという。

私が初めてこの沢を訪れた30年前の高校生の頃、雨上がりの増水もあり

全く足が着かない中を泳いで渡っていった記憶を今でもはっきりと覚えている。






そんな思いを抱きながら、へっついさんに入って行くと膝上から腰、

そしてなんと胸位までの水深があるではないですか。















これは予想を裏切る好展開。

やっぱりゴルジュはこうでなくっちゃ。










2年前の9月の水害により、このゴルジュの底の砂礫が流されたのだろう。

あの水害により、沢のあちこちに倒木や山の斜面崩壊が見られる中、

こういう効果も見られるが大自然の凄いところなんだろう。












樋状になった岩を登る。ここもよく滑る~






photo by ゆぅ☆-san









そして現れたのが「赤鍋滝」 
















photo by ゆぅ☆-san











大きな釜を従えた10m斜瀑で、空も大きく開けているので晴れていれば

エメラルドグリーンの水が輝きがひと際美しいだろうけれど、

今日はあいにくの曇り空。

それでも美しい光景にまずは皆さんカメラタイム~











この滝の左岸の大きなスラブをヘツッていくのだが・・・・

例によって滑り易いこの沢。

まずは私が先頭でヘツっていくが、やはり滑る~

スラブのクラックなどに残置ロープやボルトが残っており、それに確保を取りながら

ロープを張って女子チームをサポートしようという作戦に。


















photo by ゆぅ☆-san







とはいうものの、やはり滑りに滑って・・・6人中4人は釜にドボンしたような(笑)






photo by ゆぅ☆-san









私もサポートのはずが、移動中に足を滑らせて~~  

スライダーのごとく、お釜にドボンしました(汗)






photo by ゆぅ☆-san




その決定的な瞬間をゆぅ☆さんのカメラが捉えてました。













赤鍋滝のすぐ上流には2m2段の連瀑があるのだが、

1段目の滝の深い釜が横に長く延びており、その両岸は切り立った岩壁。

登り進むには、この釜を泳ぎ渡り、向こう側に取り付くしかない。














まずは私が泳ぎ渡り、足場のいいところからロープを垂らす。

女子チームが泳いでくるのだが、ここでも岩はツルツルなもんだから、

簡単には滝から上がれない。






photo by ゆぅ☆-san












なかなか楽しませてくれる滝です。

ここでハプニング発生。

ゆっちさんのコンデジがない!ということで、

恐らく飛び込んだときに釜の底へ沈んだかもしれない?

あいにく、だれも水中メガネを持って来ておらず、揺らぐ水面越しに探すのであるが・・・・残念、発見出来ず。

装備にはバックアップ用の紐をつけましょう~












2段目の滝は気持ちい感じのスライダー















しかし、上から見ると滑り下りるにはかなりの勇気がいりますねぇ~
















しばらくは穏やかな沢の様子。

時刻は12:00を回っているが、なんとかしても釜滝は見たいねぇ~と

いうことで、一同頑張って沢を歩きます。

水の冷たさに震える体も歩いているうちに少しは温まり、やがて・・・




見えてきました 「釜滝」



























なんとも大きな釜とエメラルドグリーンの水を湛えた2条8mの滝。

そのなんとも言えない自然が創り出した造形美に皆感動であった。







右の滝は大普賢岳や竜ヶ岳の水を集めたノウナシ谷。

そして左の滝は稲村ヶ岳の水を集めた犬取谷とが、

この場所で出合い、滝となっているのだ。





PM1:00 穏やかな滝の落ち行く水の音を聞きながら、遅いランチタイム。







考えると、ここまで休憩らしいものを取らずに登ってきた。

人数が多いので、滝を登る順番待ちがあったりするので、

体の疲労は少ないように思えたが、お腹はしっかりと減っていたようだ。







PM1:50 休息も十分取って、さあここから来た道を戻っていこう。

下りは登り以上に慎重に~だが、小さい斜瀑などではそのままスライダーのように

滑っていくことも可能?なので、時間的にはそれほどかからないだろうか。






2m2段の滝でまたまたスイミングし、乾きかけていたウェアもまたびしょ濡れに。

そして、続く赤鍋滝でも、やはりスリップ・ドボンのオンパレード~!!

私も2回目の赤鍋滝の釜へスライダーのごとく~ドボン~です!!






photo by ゆぅ☆-san










これが楽しいんですよねぇ~  沢登り!!





樋状の溝は滑り台と化す。








結局帰りも全員びしょ濡れモードとなり、

PM4:00 予定よりも少し遅くなったが、無事?神童子林道終点に戻ってきた。




今年初の沢登り、ウエットウェア装備で挑んだ神童子谷は泳いで、びしょ濡れて、ドボンしての

楽しい一日でした。


6名の人数で登れば、沢もまた楽し。




帰りの車の中では、もう次の沢登り計画を模索している沢ラー達であった。



あなたにおススメの記事
関連記事