雨上がりに美しい「雨飾山」へ

Tekapo

2015年06月02日 21:45

雨飾山は、ブナの新緑と残雪のコントラスト美しい山だった。






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妙高・戸隠・雨飾エリア

関西からは北アルプスのさらに向こうということもあり、今までは全く視野になかった。

でも今は富山に長期出張中。

富山市内からはこのエリアは2時間ほどで行けるのである。

全く盲点だった。これは行くしかない。





5月31日、雨降る北陸道を糸魚川ICで降りて、R148を小谷村へと走らせる。

見上げる空には微かに青空も。予報では昼間から晴れてくるという。

雨飾荘から林道を歩く。

昨年11月の地震により、路肩が大きく崩壊しており、

通行止めとなっている。
















キャンプ場からはしばらく湿原を行くが、まだまだ残雪が多い。









それでも地面が覗く箇所には水芭蕉が咲き乱れ、季節の移ろいを感じさせてくれる。









湿原から尾根に取り付きしばらくは雪がなくなったが、

20分ほど登ると再びの残雪が見えてきた。












アイゼンを装着しようとザックを下すが・・・「ない!」

忘れてしまった。

雨が少し強くなってきたか。合羽を着こむ。

辺りはガスで真っ白になってきて、雪面に撒かれたベンガラも見つけにくい状態になってきた。











GPSも駆使し、ルートを外さないように注意する。

荒菅沢への下り、急斜面をトラバースしながら少しづつ下っていく。

アイゼンがないので、慎重に下るしかない。

荒菅沢からは再び尾根への登り。ようやく残雪も少なくなるが、

今度は荒れた急登となる。

梯子も出てきた。

雨に滑り易いので、足運びに留意する。










何とか笹平へと登り上げた。







辺りはシラネアオイやハクサンイチゲが咲き誇り、高山を思わせる稜線だ。












ここは北アルプスかと錯覚してしまう気分にさせてくれる。








雨上がりならではのショット












AM9:30 雨飾山到着。




昼食を摂りながらガス晴れを待つがその気配はなく、下山開始。





荒菅沢へと下っていると、突然目の前のガスが晴れていくではないか。
















そして見る見るうちに青空が広がり、テンションもアップ。











荒菅谷からの稜線付近は「布団菱」と呼ばれる絶景だ。















まもなく山頂付近も晴れてくることだろう。










遥か南には戸隠山と高妻山が見えるではないか。





ここも近いうちには登りにいくぞ~







ブナの新緑の森と残雪。
















この光景は関西の山では見たことがない。

関西にも大峰や金剛山などでブナの樹は見られるが、

春の雪融けはブナの新緑よりも早く、

このような光景は見れないのである。








雨上がりのブナの新緑と残雪のコントラスト。







ブナの森、そこには豊かな自然がある証拠である。

四季の移ろいを色濃く感じさせるブナの森は本当に素晴らしい。

さすがは百名山の雨飾山。

その名に相応しい雨上がりの新緑が美しく、心も体も魅了されたのであった。



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