初の南アルプスは北岳から間ノ岳から
初めて足を踏み入れた南アルプス
そこには美しい山並みと圧倒的迫力で迫る富士山のある風景が広がっていた
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東京長期出張になり、南アルプスも距離的に近くなった。
関西からはアクセスが悪く、今まで南アルプスには行ったことがなかったのだ。
初めての南アルプス、やはり北岳から登ってみたい。
北岳のバットレスのその存在は知っていたが、
どれほどのものかはその知識がなかった。
ならばあまり情報を得ず、実際の目で確かめたかった。
シルバーウィーク真っ最中の9月20日
甲府駅から2時間近くバスに揺られ広河原へ。
あまりの沢山の登山者に驚く。これだけの人が一気に北岳へ・・・?
これは渋滞となりそうな予感がする。
大樺沢沿いの登山道に入るといきなり飛び込んできた北岳の雄姿。
ほんと最初から魅せてくるんだもんなぁ~
案の定、大樺沢のきつい登りでは随所で渋滞となり、足取りはゆっくりペース。
お蔭で脚には楽であったが。
その分、写真撮影も楽しむことが出来るというものだ。
バットレスの迫力、そして始まりだした紅葉。
美しい光景に魅了される。
八本歯ノコルの丸太梯子はかなり足にきた。
八本歯のコル辺りからもバットレスの迫力が見事だ。
さらに北岳までの登りも急こう配なので山頂に着く頃には疲労感一杯。
期待した山頂からの展望はガスでほとんど見えないが、気分は最高だ。
北岳山荘のテント場は稜線沿いのやや窪んだ箇所にあり、なかなかの立地条件。
早い夕食を終え、稜線で夕暮れ時のマッジクアワーを楽しむことに。
最初はガスで覆われていたが、日没直前、いきなりガスが晴れると、
オレンジに染まった西の空が大変なことになっていた。
中央アルプスに沈む夕日、その後のグラデーションの夜空。
最高の時間を楽しめた。
翌日未明、ヘッドライトを灯し間ノ岳を目指す。
半月は早くに沈み、空には満天の星が輝いている。
オリオン座も東の空高く輝きを増している中を歩いて行く。
そして間ノ岳に着く頃、少し東の空が白んできたようだ。
テント場への帰り、中白根山でご来光を待つ。
刻々と変化する東の空。
富士山が大きくその存在感を示している。
そしてオレンジから赤へと変化する空。
幻想的な空のグラデーションに夢中になってシャッターを切る。
テント場を後にする。
次にここに来るときは、さらに南へと縦走をしたいものだ。
足元から続く稜線は間ノ岳、そして農鳥岳へと続いてるのだ。
八本歯のコルから大樺沢越しに見える鳳凰三山。
あの稜線もまた魅力的だ。
昨日のルート上の混雑を考えると
右俣コースや草すべりコースも同様な状況だろう。
そこで直前に情報を得ていたボーコン沢ノ頭から池山吊尾根コースを
下ろうと予定変更。
案の定、このルートにはほとんど人がいない。
最初の岩場だけがやや危険個所だが、
あとは尾根ルートなので、
しっかりとルートファインディングすれば問題ないコースだ。
まるで独占状態の尾根ルート。
終始マイペースで歩くことが出来た。
結局、このルート上で出会ったのは7人のみ。
破線で表わされる所以のルート状況ではあるが、
楽しく歩けるのは間違いないだろう。
問題はアルキ沢橋へ降りて広河原までの林道歩き。
登り勾配のため、なかなか足には効いてくるが、
なんとか1時間少しで広河原へ到着だ。
初めての南アルプス、稜線から眺める山々は登りたくなる山ばかりだ。
こうして自分の目で見るとそれが良くわかる。
やはり山はその美しさ、そして登りたくなる山がいいのである。
そしてそこに紅葉の美しさが加わると最高なのは言うまでもない。
また来るぞ~ 南アルプス!!
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