苗場山 山頂湿原は霧氷の装い
快晴の空の下、苗場山山頂には霧氷のオブジェがいくつも並んでいた。
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迷っていた。
苗場山まで新幹線を使ってまで行って
雪景色か霧氷が見れるだろうか。
東京近郊の丹沢へでも行こうかとも。
土曜日の午後、「てんきとくらす」の苗場山山頂の
気温を見て、心は決まった。
「てんくら」では日曜日の夜明までの苗場山山頂付近は
氷点下の気温と10m/s前後の風だ。
これは絶対霧氷が出来る条件が揃っている・・・
11月1日、越後湯沢駅を出発したバスから見る
谷川岳方面の山並みは逆光だが
白くなっているように見える。
期待が膨らむ。
田代ロープウェイ、リフトを乗り継ぎ、登高を始める。
ルートにはわずかに雪も残っている。
冷え込んだ空気に冬の気配を感じる。
もうすぐ雪の季節。
楽しみな季節がやってくる。
今日はその冬を感じたくて、霧氷を求めてここまでやってきた。
しかし見上げる空は曇り空。
でも大丈夫。
今日は午後からいい天気になるはずだ。
神楽峰を越えるとガスが急速に引いていく。
いいぞ~!!
一気に晴れろ~
と、いきなり苗場山の山容が視界に飛び込み、
その北側斜面が霧氷に覆われている。
気温が上がり、ルートにはエビのシッポが無数に落ちている。
見事に引き当てた瞬間に幸運を感じる。
霧氷の白と笹の緑、そして青空。
見事なコントラストだ。
山頂の湿原へと登り上げた。
そこに広がるのは、草紅葉と霧氷に覆われたオオシラビソとのコントラスト。
この景色を写真で初めて観た時からずっと見たいと思っていた。
そして今、現実に目の前にある
。
苗場山、百名山の名に相応しい光景を楽しませてくれた素晴らしい山であった。
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