ナチュログ管理画面 カヌー カヌー 近畿 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2013年05月29日

「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走

花を求め、大峰・大普賢岳から行者還岳をプチ縦走です。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走









続きの前にこちらをクリックお願いしま~す

にほんブログ村 アウトドアブログ カヌー・カヤック・ラフティングへ

大峰のあたりも花が見ごろになってくる5月下旬、花巡り&奥駈道プチ縦走を計画してみた。

やはり大峰の魅力は奥駈道に尽きる。

その奥駈道を満喫しようと思ったならば縦走しかないだろう。

車1台ならどうしてもピストンかコース取りがよくて周回が出来るのがせいぜいだが、

2台あると縦走距離が一気に広がるので、今回は久しぶりにそれをやってみようと思った。






5月26日、近鉄大和八木駅に集まったのは、ゆずさん、ゆぅ☆さん、そして私。

3人とも4月のダイトレチャレンジに参加したあの日以来の顔ぶれだ。






2台の車で天川村を目指す。

国道309号を走り、50~60台の車が溢れるトンネル西口にゆずさんの車をデポ。

行者還トンネルを抜け、水太林道を走る。水太谷の一番上流地点となる箇所に私の車をデポ。






AM9:40 プチ縦走開始だ。





当初はここから無双洞を通り、七曜岳南の出合まで登り、そこから奥駈道を辿るつもりであった。

でも、それでは物足りなくなり、ガッツリと登りなくなった私。

ゆずさんとゆぅ☆さんに無理をお願いして、

大普賢岳経由でのコースを歩くことにしたのであった。

登り出しは本来なら無双洞近くまで水太谷沿いに登り、そこから和佐又へのトラバース道に

合流するのだが、近道をしようと道なき斜面を直登する。

これが意外にも体力を浪費してしまう。





石灰岩が露出する水太谷を登る。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走











岩場もあるけれど、ステップが打ち込んであるので楽しいアトラクション


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走












岩をガッチリと咥え込んだ木


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走








岩と同化しているようだった。






さらに岩本新道への地図にある取付き位置と実際のルートが合わず、

これまた道なき斜面を直登、またまた体力を浪費してしまった。







AM11:35 なんとか笙の窟に到着。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走










なんとここまで2時間もかかってしまったようだ。

日本岳のコルを過ぎ、

このあたりからは梯子や鎖場が出現する。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走









石の鼻

ここからは台高山地の山並みが一望出来る絶景ポイント


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走








「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走










谷を埋める新緑は眩いほどだ。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走











ふたたび連続する梯子を登ったり下ったり。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走







「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走










新緑の谷から噴き上がる涼風に、汗がひんやりとするのが気持ちいい。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走











AM12:50 大普賢岳到着

ここでは小休止ののち、先を急ぐ。

山頂から見た、これから歩く奥駈道


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走










少し降りると小普賢岳がその全様を見せてくれる。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走





なんとも面白い形だ。







水太覗から見下ろす新緑の水太谷


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走










このあたりからシャクナゲが目立ってきた。

ちょうど見ごろのようかな。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走









淡いピンクも


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走









木々の間からは稲村ヶ岳


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走








奥駈道にはこんな鎖場のトラバースも。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走









先ほどの水太覗きの下にある絶壁がよく見える。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走









PM2:00 稚児泊でようやくランチタイム




木製梯子もあるが、踏み桟が欠損してますよ~
ゆぅ☆さん ご注意を!


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走









西側の神童子谷も新緑に溢れています。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走









PM2:50 七曜岳
ここからの大普賢岳の眺めも美しい


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走



左から大普賢岳 小普賢岳 日本岳








和佐又・水太林道への分岐


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走










この分岐を降りて行けば水太林道へ戻れる。

お二人へこの先、奥駈道を行くかどうか念押しした。



「行くしかないでしょう~!!」



の力強い言葉を頂戴し、チーム一同気合いを入れ直す。








この先の奥駈道は行者還岳直下に激下りがある他は比較的歩きやすい道。

まずはシロヤシオがわれわれを歓迎してくれた。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走








「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走





真っ白い花。

その清楚な花姿に会うためにここまでやってきたのだ。

でもなんだか様子が変だ。

どうも花の大きさが小さい?

それに花の数も少ない?

昨年は裏年だということで、今年は期待していたのだが・・・・









行者還岳直下の激下りを過ぎ、


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走











PM4:05 行者還小屋到着。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走










さあ、ここからが花回廊の始まりだ。

シロヤシオも当初よりは咲いているようだ。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走










この花姿には気品が感じられる。

「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走









バイケイソウの群生地。7月頃には多くの花が咲くだろう。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走







「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走











そしてそのバイケイソウの群生地と同じ場所に目当ての花も咲いていた。

ヤマシャクヤク


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走








「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走









その白く丸い花の形が大好きです。

しかし、そのヤマシャクヤクさえも今年は異変?

石灰岩が露出した箇所に、バイケイソウと混じるように群生しているはずが、

今年はほとんど見当たらない。

それよりも少し外れた箇所にわずかに咲いているのである。

そのほとんども終わっているようで、写真に納めらえたのは数えるほど。









その代わりではないが、少し早いクサタチバナが咲き始めていた。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走











ヒメレンゲはいたる所に咲いている。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走










晴天が続いた5月下旬の暖かさで一気に花の時期が進んだのだろうか。





奥駈道にもガスが掛かってきた。


「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走







「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走








これもまたいい。幻想的だ。


これも奥駈道なのだ。

しなの木出合からトンネル西口へ向けて激下りする。





滑りやすいので要注意だ。

しかしそこは足並みの揃った3人。

一気に下り、PM5:55 無事下山です。







奥駈道を縦走するこのルート、七曜岳から行者還岳ではひとりのトレランの方のみ

出合っただけで、展望もよく、静かな山歩きを楽しむには最高のルートです。



お付き合いいただいたゆずさん、ゆぅ☆さん ありがとうございました。




忘備録:今回、CW-Xのサポートタイツの下に、さらに膝にテーピングを施した結果、

全く膝痛をおこさなかった。これは今後も試してみる価値あり。




この記事へのコメント
テカポさん、こんにちは~!
大峰山系にはこんな楽しいルートもあるんですね♪
シャクナゲも 今でしょ!! なんですね(笑)
Posted by おかん at 2013年05月29日 11:55
この部分の縦走、私も行きたいと思ってるんですよ。
とても参考になりました。

シロヤシオ、今年もいまいち?場所によって、花の大きさが違うな、と思ったことはありますが・・・
ヤマシャクヤクも減ってきてるのかなぁ。

でも、いろんな花と、幻想的な写真、素敵ですね。

膝も痛くならなくてよかったですね。
Posted by RIKORIKO at 2013年05月29日 13:00
おかんさん

奥駈道は車2台を使えば縦走が楽しめていいですよぉ~
この時期は新緑とお花の両方が楽しめるし、大峰のいい季節の
一つですね。
シャクナゲはまさしく、「今でしょ!!」
Posted by Tekapo at 2013年05月30日 08:18
RIKOさん

大峰縦走の美味しい所取りでした(笑)
楽しく歩ける区間ですね。

シロヤシオ、2年前は見事だったのに、昨年・今年とダメなようですかねぇ~
天候の影響とか、2年前の台風被害の影響もあるんでしょうか。

膝の調子、これならいいかもです。
上手にテーピングすれば連泊でもOKかな?
Posted by Tekapo at 2013年05月30日 08:21
こんにちは^^

花を観察しながらの縦走、素晴らしいですね ♪
コースもかなり起伏に飛んでいるのですねっ!w
もし自分だったら余裕がなくて〜花ではなく自分の足元ばかり眺めてしまいそうです^^;
Posted by Joe mon at 2013年05月30日 13:31
先日はありがとうございました~♪

見事にお目当てのお花は全部!それ以外にもたくさん咲いていましたね!
大峰の山でお花を見るのは実は初めてで、こんなお花畑になるのかと感激でした~

それに頑張って歩いた最後の最後に、次々とお花が現われたのがすごかったです!
激登りと激下りも、道が見えると、やってやった感!がありました~^^

幻想的な森も素晴らしく、久しぶりの大峰の山を満喫させていただきました。
Posted by ゆぅ☆ at 2013年05月30日 19:13
Joe monさん

山の楽しみの一つはやっぱり花ですね。
自然に咲いている花を見つけた時はやっぱりテンションが
上がりますね。
険しいコースの岩場なんかに咲いていたりすると
なお感動!! ですね。
Posted by Tekapo at 2013年05月31日 14:15
ゆぅ☆さん

まさに花回廊って感じでしたね。
大峰は鈴鹿や比良などに比べて、
比較的花が少ないような気がしますが、
こうしてタイミングよく花が見れるとそんな気がしません。

今回は最初に道なく道を登ることになり、本当にお疲れ様でした。
まあ、沢を登っていることを考えて、その練習ということで・・・(笑)
そのご褒美での花との遭遇でしたね。

最後にガスがかかってきたのも、あれはあれでいいもんでした。
大峰にはあんな光景も似合いますね。

今度は沢で逢いましょう~
Posted by Tekapo at 2013年05月31日 14:24
tekapoさん、こんばんは。

奥駈道お疲れ様でした!
道なき道は結構しんどいですよね、僕は苦手です。
岩をガッチリと咥え込んだ木が面白いですし、
新緑がいいですね~。
シロヤシオも見頃で、程よいガスも最高ですw

僕も本当は行者還岳~大普賢岳をテン泊で朝日と何か花を狙う予定でした。
急遽予定を変更して石楠花岳になりました。
GWのあの歩き以来、南に惹かれています(^^)
Posted by COOPER at 2013年05月31日 21:36
先日はお疲れさまでした。

普段では行うことのできない縦走路が歩けて、楽しい一日でした。

やっぱりシロヤシオは綺麗でしたね。
ちょっと花が小さい感じでしたけど。
今年は!と期待していたのですが。

釈迦ヶ岳のシロヤシオも気になってます。
って行きたいところが多すぎて困る~w
Posted by ゆず at 2013年06月01日 06:45
COOPERさん  こんばんは~

道なき道、意外と好きな私です(笑)
ちょっと最近は普通の道じゃ飽き足りなくなってきたりして・・・

この時期の奥駈道、新緑と花にと毎年行きたくなります。
これからの梅雨時期も新緑が色濃くなり、山が美しくなって
いくんでしょうね。ガスに煙る奥駈道なんて最高です。

南奥駈道、私にはまだ未知のロードです。
ぜひテントを担いで行ってみたいもんです。
Posted by Tekapo at 2013年06月01日 21:09
ゆずさん  こんばんは~

プチ縦走楽しかったですね。
決してひとりでは出来ない計画だっただけに
ありがとうございました。

釈迦ヶ岳で見るシロヤシオ、これも気になる~
これでは毎週山に登らないと回りきれない・・・

沢もよんでいるし・・・・ 

楽しみがいっぱいですなぁ~
Posted by Tekapo at 2013年06月01日 21:13
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「花巡り」 大普賢岳から行者還岳の奥駈道プチ縦走
    コメント(12)