日照岳は山スキーのクラシックルートで知られており、国道156号の取りつきから
標高差1000mを一気に登っていくコース。
天気が良ければ山頂からは白山が間近に望めるロケーション。
現在、富山出張であり、日照岳までは2時間弱の距離。
この機会を逃すまいと思っていたところ、タイミングよく
POWERZONEのツアーが
企画されており、参加することにしました。
取りつきの場所は駐車場所が少ないため、道の駅「桜の郷荘川」に集合。
今回のガイドは以前、野伏ヶ岳でもガイドしていただいた石井氏。
2年ぶりの再会をがっちり握手で交わしました。
今回のゲストは私の他には愛知の山スキーヤー、大阪からのボーダー(スプリットボード)、
そして紅一点の岐阜のボーダー女子の計4名。
ガイド石井氏の車で取りつきポイントまで移動し、
AM8:30 ハイクアップ開始です。
今回のコースはこちら。
登りは尾根筋、下りは標高1400m辺りまでは尾根筋を下り、その後北側の谷筋をドロップしました。
取りつきからトレースはなし。
ガイド石井氏を先頭にラッセル開始です。
今回、ガイド石井氏もボーダーですが、スプリットボードなので登りは5人中4人がシール登高。
紅一点のボーダー女子が最後尾からスノーシューで登りますが、それでもスキーのトレースの
上からでも5センチほど沈むほどの新雪。
最初は比較的緩やかな登りだったが、標高900mを越えてくると30度ほどの勾配となり、
キックターンを頻繁に繰り返しながら高度を稼いでいく。
深い新雪でのシール登高は昨年の野伏ヶ岳でのトラウマがあった。
新雪に付けられた先行者のトレースは、スキーで踏み固められ、
後ろになればなるほどシールが効かず、滑り易くなっていく。
その極めつけはキックターンポイント。
先行者が上級者であればあるほど、キックターンポイントは周りの新雪の壁を崩さず、
ターンを切り返したトレースがあるのみ。
そしてキックターンポイントも踏み固められ、シールが効きにくくなっているのである。
昨年の野伏ヶ岳ではそんなキックターンポイントで上手くスキーを回せずにいた。
周りの新雪の壁や雪面にスキーのトップが引っかかり、悪戦苦闘している間に軸足までもが
滑りだしてしまい、その挙句には転倒しキックターン出来ずにいた。
あの日以来、新雪キックターンのイメージトレーニングを積んで挑んだ今回のツアー。
果たして上手くいくであろうか。
まずは軸足をターンする方向へ大きく開き、ストックの突くポイントを固めて体勢を整える。
そして一気に残った足を大きく蹴り上げて一気に引き付け、スキーのトップを軸足側に揃える。
ターンポイント周囲の雪の壁の高さが低ければこの方法で一気にターンが出来た。
ただ、この方法では斜度が大きくなり雪の壁がさらに高くなってくると上手くいかないことも。
その場合はもう一つの方法をとることに。
残った足を引き付ける際、勢いよく引き付けてヒールに当たった板を今度は蹴り返すと
板が反動でヒールから離れ、トゥピースを軸に回転し、
それと同時にスキーのトップが雪面から離れて上がるのである。
そのタイミングに合わせて残った足を回しこめばスムーズにキックターンが出来たのであった。
ちょうど同じゲストである山スキーヤーの方も同じ方法でスムーズにキックターンを
しておられたので、その動作を盗みながらなんとか習得出来たのであった。
標高1100m辺りからは廻りの樹木の様子が原生林の様相になってきた。
樹齢100~200年くらいの大きな杉や広葉樹が目立つ。
P1160を過ぎ、標高1250mを越えてくるとようやく勾配が少し緩やかになってきた。
そして振り返ると・・・・・
ガスっていた景色の下に御母衣湖が姿を現したのである。
思わずの絶景にポーズも。
そしてAM12:00を過ぎた頃、時折ガスが晴れ、青空も覗いてきたのである。
これは希望が持てそうだ。なんとか山頂での絶景を拝みたいものである。
青空を拝むと俄然テンションも上がる。
P1534を過ぎるとさらに勾配も緩くなり、キックターンを頻繁にすることなく、高度を稼いでいける。
青空とモンスターが歓迎してくれる。
太陽が眩しい~
PM2:00 日照岳登頂
そして登頂のご褒美と言わんばかりの晴れ間と絶景。
西の空には白山・別山方面だろうか。真っ白に輝いた稜線が微かに望めた。
苦労して登ってきた甲斐があった。
こんなご褒美を戴けるなんて。
無事の登頂を祝してゲストとガイドとガッチリ握手です。
しかし、予定の時間を1時間過ぎている。
行動食のみを短い時間で済ませ、滑走体勢に入る。
お楽しみのツリーランは続きにて・・・・
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