大峰・前鬼川で沢登りコラボ企画
夏の日差し一杯の前鬼川は満員御礼状態でした。
photo by yuzu-san
ようやく暑い夏がやってきた。
沢登りはやはり暑い夏が最高だ。
冷たい沢の水に浸かって、火照った体を冷やす。
滝に打たれたり、釜を泳いで体が冷えてきた時には、
河原の焼けた岩の抱きつけば温チャージ完了!!
そんな沢シーズン到来がやってきたのだ。
しかも今回の沢登りは、なんとコラボ企画である。
山童子さん率いる「童子会」の皆さんとの初セッションなのだ。
山童子さん達とは、厳冬期の明神岳、稲村ヶ岳で
二度も遭遇している縁がきっかけであった。
あの時期の大峰や台高に登る人達は
必然的に同類の方たちが集まるのであろうか。
普通の山登りでは飽き足らない者同士が、
再びこうして沢を求め、出逢うこととなった。
今回、初セッションとなった沢は前鬼川。
前鬼ブルーとも言われる抜群の透明度を持つ沢だ。
私の沢友からは、ゆずさん、ホーリー&メグさん、ルーシーさん、
Kappaさん、Abeくん、そしてtekapoの合計7名。
童子会の皆さんは、山童子さん、ナゴPさん、こってっちゃん、kappaさん、バタヤンさん、
の合計5名。合わせて総勢12名の大所帯だ。
AM9:00過ぎ、前鬼林道終点に到着するとものすごい数の車。12~14台くらいはあるだろうか。
そのなかにすでにスタンバイ済の山童子さん達もいらっしゃった。
山童子さんの話によると50人以上はすでに沢に入っているそうだ。
ということは我々を含めると60人以上になるだろうか。
AM9:40出発
黒谷を下り、前鬼川出合で待っておられる童子会に合流。
その間にも早くも10人程のパーティーをパスしていく。
合流した前鬼川は今日も綺麗な流れを魅せてくれる。
なんとも透き通った水はあまりにも冷たく、1分も浸かっていると心臓が止まりそうだ。
前鬼川は南東向きの開けた沢なので、日差しが入るととても明るい。
ナメ滝を過ぎ、水の落ちる轟音が聞こえてきた。
2段10m滝だ。
従える釜は見る角度によってはブルーに見えるだろうか。
射し込む日差しにその色を際立たせる。
この滝は左岸の残置ロープを伝い巻いていく。
そして滝の落ち口を左岸から右岸へ渡渉しなければいけない。
今日は流れに勢いはないが、足を滑らせると10m滝に吸い込まれていくので、
安全のためにロープを出して、順番に渡渉していく。
photo by yuzu-san
その上流に広がるのは100m以上に渡るナメ滝だ。
今日のナメ滝はよく滑る~
みんな、どこかへっぴり腰かな。
美しい流れを眺めながらの楽しい沢登りとはこういう瞬間なのだろう。
遠くに稜線までもが見えている。
やがて見えてきたのは射瀑6m
その右岸をみんなでサポートしながらクリアしていく。
AM11:30 箱状廊下到着
この景観はなんとも言えない。
水の色がもうブルーだ。
足元に流れる水は全て湧水。
この水がブルーの根源なのである。
箱状廊下を上流側から撮る。
廊下に落ち込む大量の湧水。
AM12:00 垢離取場に到着。
ここでもたくさんの沢ラーがいるので、少し登ったところでランチタイム。
そして、ランチ後、少し登れば通称「ヒョングリ滝」
ここは見事なスライダーとなっているである。
しかし、今日は水量が少ないらしい。
釜に落ち込む直前で一度バウンドするのだが、
この水量では腰を強打しかねないかも・・・・
それでも、チャレンジしました。
まずはナゴPさんのスライディングです。
私もチャレンジ。
上流から見るとこんな感じ。
失速したので、最後は釜にダイビング~
ここからは、登山道を伝って下山も出来るのであるが、
暑い今日はこのまま降渓だ。
途中、大岩からのダイビング大会や、
photo by yuzu-san
ナメ滝滑りを楽しみながらの沢の遊びを存分に満喫して、
PM3:00 前鬼林道終点に戻ってきた。
今回のコラボ企画。
ベテラン揃いの童子会の皆さんのサポートを受けながら、
それでも全員の足並み揃った登りもあり、
なんとも素早い沢登りであった。
先行していたほとんどのパーティーを抜き去り、
かつ途中で遊びもしながらの
沢の魅力を満喫した一日であった。
またこれからもこんな企画を楽しみたいものです。
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