前鬼川 今年最初で最後?の沢登り
今年も前鬼ブルーを楽しむことが出来た。
続きの前にクリックお願いいたしま~す。
富山長期出張が終わり、
ようやく今年初の沢登り。
沢の美しい流れ、透明な水、そして豪快な滝の光景を
全身で浴びながら楽しむ沢登りは一度味わうと忘れられない。
9月5日、前鬼林道に降り立ったのは、paraisoくん、ルーシーさん、ゆっちさんと私の4名。
いつもの沢登りメンバーなので、のんびりと楽しく歩けることだろう。
ハーネストを身に着け、スリング、カラビナ等を腰にぶら下げる。
ヘルメットを被ったらそこからは沢モードが発動する。
いつものように黒沢を下り、前鬼川本流に合流したのち、遡行していく。
いきなりの透明度に前鬼川に来たという実感が湧く。
しばらく歩くと前鬼ブルーのお出ましだ。
明らかに他の沢のグリーンとは違う水の色。
これが前鬼川の魅力だ。
最初のポイント、2段10m滝が見えてきた。
噂によると夏前の台風で釜が土砂で埋まり、ブルーの色が深くないとのこと。
確かに色が薄いようだ。
しかし澄んだ水の色は変わらぬままでありここが前鬼川であることを実感する。
左岸のスラブにロープをフィックスし、アッセンダーを使いながら登っていく。
問題の2段10m滝上の渡渉ポイントにやってきた。
今日はいつもより水量が多いようだ。
ロープを渡すためにトップが渡渉するにも危険なようなので、
一旦、私が左岸を大きく巻き上がり、右岸へと廻りこんだ。
そして岩角にスリングをフィックスし、仲間が待機する対岸へと
フローティングロープを投げ渡すこととした。
渡渉ポイントを過ぎれば快適なナメ滝。
日差しもあり、少し汗ばむほどだ。
ならばと瀞場をスイミングして突破することにした。
流れはないが、さすがに泳ぎ終わった後は息がきれる。
Photo by paraiso-kun
そして私のお気に入りポイント「箱状廊下」へとやってきた。
photo by paraiso-kun
自然の創り出す造形美。
それを感じる美しい光景に心惹かれるのである。
時間を忘れていつまでも見ていたい想いだ。
ここでランチを戴き、久しぶりの沢仲間とのひととき。
帰りはそのまま沢を降渓し、帰途へと着く。
前鬼林道から見える「不動七重の滝」は迫力の水量だ。
帰路、橿原の本薬師寺跡でホテイアオイを鑑賞し、解散となった。
ご一緒いただいた皆様、ありがとう。
恐らくこれが今年最後の沢登りとなるだろう。
そして私はこの日の明後日、東京長期出張とむかうのであった。
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