クロモジ尾から紅葉の稲村ヶ岳へ
台風19号接近の10月12日。
当初予定した乗鞍岳1泊2日もキャンセルしたが、
12日は何とか晴れる?との予報に、
急きょ山行きとなった。
スタートは稲村ヶ岳の南西側の白倉谷から
クロモジ尾からとしてみた。
あまり記録に上がってこないルートなので、
探ってみようと思ったのである。
白倉谷林道は各所で崩壊があり、
しばらくは人が入っていないようだ。
クロモジ尾の取りつきあたりにやってきたが、
登り口が見当たらない。
参考にしてきたGPSのデータもいまいち曖昧で、
はっきりとしない。
3か所ほどピンクリボンがあったが、
そのうちの一か所に丸太階段があったので
そこを登り口を決めて、スタート。
しかし少ないリボンテープと踏み跡。
荒れるルートに多くの崩壊箇所。
仕方なく、途中から尾根へめがけて直登する。
尾根への中腹辺りで再びピンクリボン発見。
それでもわかりにくいルートに時間ロスも多い。
なんとか尾根筋まで上がるとそこは北側斜面が
大きく伐採された見通しのよい景色。
ようやく歩きやすくなってきた。
伐採地を過ぎると辺りはブナなどの広葉樹の森へと変わり、
木々には紅葉が見られるようになってきた。
やがて右手にガスの切れ間からの大日山の
ピークが望めた。
大日のキレット
紅葉がいい感じになっている。
大日のキレットを過ぎて稲村ヶ岳への
最後の登りで本日初めてのソロの登山者と
すれ違う。「山頂は風が強いですよ。気を付けて~」
と、ご挨拶。
案の定、稲村ヶ岳山頂からはガスで真っ白。
風も強いので3分で下山。
まずは稲村小屋まで下りていこう。
途中、彩鮮やかな紅葉を楽しみながら
デジイチでの撮影を楽しむ。
稲村小屋は早くも小屋閉め後だろうか。
玄関先の風の当たらない箇所をお借りして
ランチタイム。
この小屋の場所は風の通り道でもあるので、
強い風が終始吹き付ける。
まだ時間が早いので山上ヶ岳を
目指そうかなとも思ったが、
風のキツイ稜線歩きを考えると
急にテンションが下がってきた。
今日はもう帰ろうかなぁ~っと
足早に下山コースへ。
お馴染み「マンモス君」
少し痩せた?
途中、すれ違う登山者は3組ほど。
人気の稲村ヶ岳も今日は静かでした。
帰りは洞川から御手洗渓谷沿いを歩き、
久しぶりの渓谷美を堪能する。
でも、滝を眺めているとついつい登るルートを
探している私なのでありました。
二週続けての台風に白山、乗鞍岳と
お流れとなったが、なんとか秋の紅葉を
大峰で楽しむことが出来て、フラストレーション解消です。
あなたにおススメの記事
関連記事