今年の初漕ぎ&漕ぎ納めの熊野川カヌー
久しぶりのカヌー・ダウンリバーとなった11月2日。
今春の琵琶湖・花見カヌーは静水なので、
ダウンリバーとしては今年初でかつ、漕ぎ納めとなったしまいました。
11月1日、「スノピなCanoeClub」のホームゲレンデである
熊野川・小川口の河原に集まったのは、
イベント企画者LG-2さん、ORCAさん、ザッキーさん、そして私の4名。
しかしこの日はあいにくの雨模様・・・・・
天気予報では明日の午前中は雨が降らないとのことなので、
タープを張り、昼前からビールタイムへと突入~です。
2本のビールで気持ち良く酔えたあとは、
タープの下でシュラフを広げ、読書タイム&昼寝なのでありました。
瀞流荘で温泉をいただき、今日の夕食となりますが・・・
今回は手間なしで美味しくということで、「外食」なのであります。
いつも小川口の河原から見えていた「大和屋」さん。
キジ鍋が食べれるのですねぇ。
しかもビール、お酒を戴いたあと、歩いて我が家(テント)まで
帰れるのがGOODということで、キジ鍋を堪能することが出来ました。
テント場に戻り、第Ⅱ部の始まり。
LG-2さんからの差し入れのウイスキー、
ビンに南アルプスと中央アルプスが刻まれた
その名も「TwinAlps」
そして瀞流荘で手に入れた日本酒「千枚田」。
タープを叩く雨の音をBGMに、
ランタンに浮かび上がる4人の顔は次第に微睡んでいくのでありました・・・・
翌日、予報通り雨があがっていました。
しかし、私の頭の中は土砂降りに叩かれたかのような頭痛。
どうも二日酔いのようです。
小川口からの曲がりくねった山道を行く回送車に揺られ、
さらに気分は濃いグレーに変わっていくころ、ようやく田戸へ。
カヌーを組立するも、回転しない頭に何度も手順を間違えてしまう私。
ようやく組み上り、出発前のワンショット。
熊野川ダウンリバーのスタートです。
まずは瀞八丁へ漕ぎだします。
photo by ORCA-san
まだ始発のジェット船がやってこない束の間の静寂。
鏡のような水面に映りこむ瀞峡の景色。
そこに刻み込むカヌーの小さな波。
久しぶりに味わうカヌーから見た景色に少し酔いも醒めていくような・・・・
とそこへ、第一便のジェット船。
(この写真は時間帯がずれてます。)
立てる波に引き波、そしてふたたび襲う酔い。
つらい・・・・
顔は笑ってますが、気分は・・・・悪し
photo by ORCA-san
やがて、カヌーは瀞峡を抜け、瀬へと進んでいくと、
瀬の波を切り進み、上がるスピードに頬を撫でる風が気持ちいい。
その爽快感に酔いが一気に醒めていくのでありました。
山を見れば、始まりかけた紅葉。
川面を渡る鳥たち。
漕ぐ手を休めて、川の流れに身を任せてカヌーを漂わせてみよう。
少し冷たくなった風と、気持ちのいいリズムでざわつく瀬の音を感じる瞬間。
深呼吸すれば秋の香りが肺を満たし、
気分が増々晴れてくるのがわかります。
しばらく忘れていたこの感覚を取り戻した頃、
ゴールの小川口が見えてきました。
3時間ほどのショートコースでしたが、
熊野川の魅力とカヌーの楽しさを堪能した時間を過ごせたのでした。
でも、お酒はほどほどに・・・ですね。
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