花溢れる白山から別山、そして三ノ峰へテン泊縦走

Tekapo

2015年07月22日 21:52

白山から別山、そして三ノ峰へテン泊装備で巡る縦走を楽しんだ

晴れから雨、そして翌日の晴天と天気はめまぐるしく変わったが、

花溢れる白山からの縦走は想い出に残る二日間だった。










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今年の冬、台高・明神平で出会ったmonaさんから白山行きの誘いを受け、

今回初めてのセッションとなった。

他のメンバーはよっちさん、Fさん、そして私の計4名だ。











7月19日、市ノ瀬バス停は一番バスから大賑わいだ。

本格的な夏山シーズンが到来し、花も見頃を迎えた白山は

沢山の人で溢れていくことだろう。

テン泊装備を担いで別当出合を出発する。











久しぶりのテン泊装備を担いでの砂防新道の登りに

肩に食い込むザックの重量がずっしりと感じられる。

この重量感が夏山縦走気分を盛り上げてくれるのだ。

四人の足並み良く、甚之助避難小屋までいいペースで登って行く。








過去に2回、白山に登ったが、ともに季節は積雪期。

あの時とは全く違った景色と登山者の多さに

白山がこれほどまでに人を引き付ける山なのだと実感する。

標高が上がり、森林限界が近くなるにつれて、山頂の稜線が見えるようになる。















それもそのはず、甚之助避難小屋を過ぎるあたりから

ルート沿いには様々な高山植物が我々を迎えてくれるのである。








四人の足取りはここで急速にダウンし、
カメラのシャッターを切るのに忙しくなるのであった。







南竜のキャンプ場はなんとも素敵なキャンプ場。






サイトの周囲にミヤマキンバイやシナノキンバイが咲き乱れているのである。

水も豊富で、炊事場まである。

実際、昼前から振り出した雨で、夕食はこの炊事場を利用出来たのがありがたかった。

テント設営を済ませ御前峰へ。







風雨吹き荒れる中、トンビ岩コースの雪渓を越えていく。









白山登頂はまったく視界が効かず、5分で退散。









ゲイターを忘れた私は、シューズの中までズッポリと浸水してしまった。

おまけにレイウェアの手入れをほとんどしていなかったので、

撥水効果なしで透湿しないことで汗がビッショリと濡れていまったのである。

雨対策がなってないなぁ~と反省するのであった。









雨に濡れる弥陀ヶ原に咲くチングルマ











翌朝、雨は止み青空が広がっている。

東の空に浮かぶ雲が赤く染まり、感動のタイムが始まった。




















南竜平ではハクサンコザクラなどの素晴らしい花たちが私たちを迎えてくれた。
















油坂を登る










別山を望む景色にニッコウキスゲが辺りを彩ってくれていた。











ハクサンフウロも昨日の雨にしっとりと













稜線は快適ルート、青空が眩しい。











ニッコウキスゲに囲まれる美しいルート













別山がもうすぐだ。












別山へ登り上げた












別山山頂からは最高の展望が広がる。













別山平ではニッコウキスゲが一面に咲き誇っていた。

これほどまでの群生は見たことない・・・・  感動だった。
















まさに楽園のような縦走路に四人の足取りはなかなか進まない・・・

花の時期はコースタイム以上の時間が掛かってしまうのだなと実感。

でも今しか見れない景色はしっかりと見ておかなくてはね。

別山、三ノ峰への縦走路は人も少なく、最高の縦走路だ。

北アルプスに負けない感動を与えてくれる。

白山の魅力のほんの一部を見ることが出来た。









シロバナグンナイフウロ










タカネマツムシソウ










クガイソウ










杉峠からの途中、展望台から今日一日歩いてきた稜線が全て見える。








無事、市ノ瀬に戻ってきた。

今回、このコースを設定していただいたmonaさんに感謝するばかりである。

久しぶりのテン泊、縦走を一緒に楽しむことができ、楽しい二日間であった。

テン泊の楽しさを私以上に知り尽くしたmonaさん、

そしてよっちさん、Fさんとご一緒出来たのがなによりも嬉しい。

この二日間、本当にありがとう、

そしてまたご一緒出来る日がそう遠くないことを確信するのであった。



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