星景写真用レンズ投入なのである!

Tekapo

2013年01月18日 21:27

今年の課題として、星景写真のスキルを磨こうと

念願であったレンズを新規投入しました。


そのレンズとは

    
Tokina AT-X116 PRO DX








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星景写真を撮るとき、今までは18-200mm f3.5-6.3のレンズを使っていました。

風景写真を撮るには程よい広角とズームすればそこそこの望遠となるので、

山では重宝していました。




しかし星撮りに使用した場合、

このレンズではファイダーを覗いたときに星はほとんど見えず、

30秒くらいの露出で試し撮りをして、

その画像をモニターで確認しながら

希望する構図に少しずつ移動させるというそんなことをやってました。




また、レンズが暗い(広角側でもf3.5)ので、

天の川を映そうにも長秒間(30秒以上)の露出をしなければならず、

ISO感度もかなり上げることとなり画質も悪く、

またそれだけの長い露出だと星が点に映らず、

線となってしまうのでありました。




画角も狭いので、空高く昇ったオリオン座と地上の風景を

一緒に映しこもうとしてもうまい具合には入り切らず、

地上の風景をかなり切り取らなければいけないのでした。




そんな不満を解消すべく、いろいろとレンズを探してかれこれ1年以上。




行き着いた選択肢は対角魚眼レンズ(ファインダーの対角線上の画角が180度)か、超広角レンズ。

対角魚眼レンズで撮った写真は湾曲した地平線上の風景が面白くもあり、

興味をそそられたのですが、一般風景写真ではちょっとあまり出番がないかなと・・・・




超広角レンズで以前から目を付けていたのが、

Tokina AT-X116 PRO DXでした。

なんと11-16㎜というズームレンズとしては極めて狭いズーム幅。

しかしながら、F2.8通しという明るいレンズの特性に惚れ込んでいたのでありました。










このレンズに惚れ込んだもう一つの理由。

私の星景写真のお手本としているこの方、も、このレンズを愛用されているのです。



このレンズの最大の欠点といわれているのが、ゴースト。

画角内に強い光源があると立派なゴーストが

呼ばれてもいないのにお出ましになります。

星撮写真には致命傷的だと言われますが、

山の上などの真っ暗な環境ではそんな強い光源もないだろうし、

きっと見事な天の川を映し出してくれるに違いない・・・・




そんな想いを込めて先日、ヤフオクでゲットしたのでありました。




現在はこのレンズの後継モデルとなるPRO DXⅡが発売されており、

逆に旧型となったこのレンズがオークションでも出回るようになってめでたくゲットとなりました。




さて、レンズが良くなって(明るくなって)、映し出される星の数も3等星から4等星位の星も

キレイに写ることとなるでしょう。

しかし、デジタルカメラを通して写される星は1等星と3等星の輝き・大きさにあまり違いがなく、

肉眼で見ているような1等星で形作られる星座が、ファインダーを通すとどれが星座か、

わからなくなってしまいます。




そんなデジタルカメラの特性を補正してくれるのか、これです。



ソフトフィルター「ケンコー ソフトンA」









このレンズの特徴は簡単に言ってしまえば「滲み」

レンズに息を吹きかけたような滲み効果を作ってくれるんです。

これにより明るい星ほど滲み効果が大きくなり、画像として見た場合、

大きくはっきりと1等星を主張してくれるというんです。




ただ、このフィルターの特性というか欠点は焦点距離が長くなると滲み効果が

大きくなるということですが、今回購入したソフトンAはTokina AT-X116に使用するので、

焦点距離は最大でも16mmでこの点は問題なしでしょう。






さてさて、次なる星景写真アイテムです。

星景写真のロケ地にて写真撮影していて、

過去に私も失敗したのがレンズの結露対策。

せっかくいい写真が撮れたと思っていたのに、

パソコンで画像を確認してみたところ、

結露でボケボケ~なんてことが・・・・




そんな結露を防ぐにはレンズを冷やさないこと。

つまり温めてあげればいいんですね。



富山の出張先のお近くにある好日山荘で先日ゲットしたのが、


「ハイマウント ハンドウォーマー gelert」の木炭カイロ





















氷点下近い外気に晒された環境では、

使い捨てカイロではまったく役に立ちません。

この木炭カイロをレンズにストラップ等にてしっかりと固定し、

その上からフリース素材等の生地で保温するように囲ってやれば

大丈夫でしょうということで、天体観測家や星景写真家の方たちが

常用されているようです。














これがあればレンズもぬくぬく~ で結露知らずでしょう!







そうそう、こんな本も出ています。










星景写真の基本がいろいろと載っていますが、

なによりも購入のきっかけとなったのが、掲載されている写真

なんとニュージーランドのテカポ湖やマウントクック周辺での

星景写真が載っているんですねぇ~  

もう、書店で見つけた時は即買いでした(笑)






あとは三脚の足に重しの石を乗っけることの出来るストーンバッグなんてのが

あればいいんですが、それはまた後日です。



さて、残る課題はお休みだけですか~ 


















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