季節外れの新雪 乗鞍岳BCスキー

Tekapo

2013年04月30日 23:04

季節外れの大雪で、新雪の乗鞍岳BCスキーを満喫です。













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今年のGW前半は4月28日、乗鞍岳BCスキーでした。



当初は槍ヶ岳・槍沢を滑るつもりで準備していたのだが、

季節外れの大雪に上高地~槍ヶ岳方面も大雪の模様。

この影響で、横尾から先は槍沢・涸沢ともに雪崩の危険があるということで、

長野県山岳警備隊が入山規制を掛けたのであった。

実際、北アルプスの白馬岳大雪渓では雪崩が発生し、死者・不明者が出ており、

同じ沢筋沿いのルートである槍沢でも危険な状態なのであろう。






今回の同行者S氏は、高校山岳部の1年先輩であり、現在ヨーロッパを中心に

スキーとトレッキングのツアーを行う専門旅行会社を経営されており、

冬ともなるとガイド・お客さんとともにヨーロッパのスキー場やツアーコースを

点々と渡り歩く、いわば山スキーの本場を知り尽くした知識と腕前を持つ方なのである。

先日もオートルートを1週間かけて行ってこられたようで、

楽しいお話を沢山聞かせていただいたのであった。





そんなS氏の自宅に迎えに行き、大雪の影響による行き先変更を相談。

雪崩の危険性の少なさ、アプローチなどを考えると乗鞍岳がいいだろうと決定したのであった。






4月28日早朝。

飛騨・高山を通り抜け、R158号を安房峠へ向けて走っていくと、

路肩の雪がだんだんと増え、ついには辺り一面真っ白となってきた。

通りがかりに見えた沢渡駐車場は、入山規制のためか車が少ないよう?

乗鞍高原への道を上がっていくと前方に見えるのは真っ白な雪を抱く乗鞍山頂。

天気はいいようだが、山頂からは雪煙が立ち上っている。





GW時期は三本滝から位ヶ原までバスが運行されているのだが、

この積雪で、この日も運休が決定していた。そのためか、三本滝の駐車場には

午前7:00の段階で車が溢れていたのであった。











準備を済ませ、AM7:40 三本滝よりハイクアップ開始。














営業を終了したスキー場をシールを効かせて登っていく。













2か所ほど除雪された道路を板を脱いで横断し、ゲレンデの急斜面を登っていく。

30分ほどでツアーコース入口到着。













ツアーコースの最初の急斜面を登る。














その後、S氏の快調な足取りは、何人もの山スキーヤー・ボーダーを

抜き去り、私もなんとか遅れまいと付いていくのであった。













3番標識を過ぎると右手には穂高連峰雄姿。













そして、AM9:00 あっという間に6番標識へ。

ここで行動食、防風対策をとり、位ヶ原の最初の急勾配へと差し掛かる。

吹き付ける強風。舞う雪煙。










寒さは前回の3月の時ほどではないが、風は今日の方が強いだろう。

前方を行くボーダーも風に煽られ、足取りが重そうだ。







位ヶ原のシュカブラ越しに見える穂高連峰

今日は槍ヶ岳も綺麗に見える。



















槍のピークはまた来年でも目指そう!!

剣ヶ峰はたまんないくらいの真っ白な面つる斜面。













振り返る景色も最高。












今日は御嶽山、中央アルプス、南アルプスが綺麗に見える。








ヨーロッパ仕込みのS氏も「この風は強烈やなぁ~」と閉口していたように、

緩い斜面でも足取りが鈍くなってしまう。













再び、山頂付近を眺めていると、なにやらエンジン音が聞こえてくる。

グライダーのような姿だったが、S氏によるとあれはモーターグライダーだそうだ。













上空から見る乗鞍岳はどんな光景が広がっているのであろうか。

やがて、その機影は穂高方面へと消えていった。






肩の小屋口には寄らず、今日は摩利支天岳から延びる通称「滑り台」を目指す。

前回、この斜面は滑りたいと思っていたのだ。

雪崩の危険性が低い尾根上をハイクアップし、

AM11:00 摩利支天岳直下到着。剣ヶ峰が大きく見える。











小さな岩影で風を凌ぎながら、滑走準備完了!!










S氏の装備はディナフィット・バルトロに同じくディナフィットTLTビンディング。

ブーツはフィッシャーといずれも超軽量な一品ばかり。シールを含めても6.0kg程だそうだ。





「滑り台」への初ドロップイン~!

っと思ったら、最初の3ターン目で思わぬ深い雪に足を取られ転倒~!!

ハイクアップ中のギャラリーが多い中での転倒だったので、なんともカッコ悪い~

素早いリカバリーをしたのは言うまでもありません(笑)







その後は重い新雪に足を取られながらも、気持ちいいターンを刻むことが出来たようだ。



S氏の滑り、さすが本場の滑りは美しい!!











デモの方が滑っているようなフォームで一気に滑り降りていった。





位ヶ原山荘へ向かうため、「滑り台」を途中から左にトラバースし、

摩利支天岳と富士見岳との間にある、ボウルへと向かう。

ボウルの全容。遠くには穂高連峰が望める。











数本のシュプールがあるのみで、まだまだ楽しそうな面が残っていま~す。





























S氏の滑りの動画。








華麗ともいえるフォームで一気に落ちていった。

私はボウルの肩からのドロップイン。

40度以上の勾配であったが、適度に柔らかい雪に新雪を満喫出来た。













再び、S氏の滑りの動画。









何度も再生してしまう美しい滑り。カッコええなぁ~

このまま一気に位ヶ原山荘まで滑り降りていく。












振り返ると先ほどのボウルに刻まれたお絵かきの跡。

綺麗なカーブが描けたでしょうか。










位ヶ原山荘でコーヒーを頂いていると、もう満喫してしまった私。

S氏も同じ意見のようで、このまま降りていこうか・・・ということに。

雪の回廊を通り抜け、林道沿いに進む。















ツアーコースに向けてトラバースし、楽しい滑りの時間は終わりです。

ツアーコースは重いギタギタの雪。

足が疲れるばかりで、ターンもそこそこに滑り降りていき、

そのままの勢いでゲレンデへと。

少し道路を歩き、

PM2:00 三本滝へと戻ってきた。





休暇村まで降りてくると、先ほどのボウルに刻まれたシュプールが

影を作っていて、遠くからでもよくわかる。












大きく西に傾いてきた太陽に、剣ヶ峰が鈍く光り出す。














そして完全にシルエットに。












やがて日は沈み、星の瞬く時間。

オリオン座の三つ星が剣ヶ峰に吸い込まれるように落ちていった・・・・






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