初めての関東の山 奥多摩・鷹ノ巣山へ 東京出張中~

Tekapo

2013年12月18日 20:49

東京・奥多摩の山も素敵でした









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再び長期出張が始まった。

今度は12月から1月末まで、東京都江戸川区での出張生活だ。

ホテル住まいが始まって1週間が過ぎ、初めての日曜日がやってきた。

まずは東京都の一番西に位置する「奥多摩」へと初めて足を踏み入れてみることにした。

「奥多摩」の地図を広げるとそこには縦横無尽にあるルート。

余りにもエリアが広く、どこを最初に歩こうかと迷ったが、

移動手段は電車&バスであり、どうしてもエリアが限られる。

その中で今回、このコースをチョイスしたのはそこそこの標高差もあり、

標準コースタイム8時間と、がっつりと歩けると思ったからだ。











12月15日 早朝の電車を乗り継いで、終着駅・奥多摩駅に電車が着いた。

と、同時に吐き出される大勢の登山客。

まるでコンサート会場へでも向かうかのような人の多さである。

ここでも東京の人の多さに驚かされる。

東日原行きのバスは満員状態で出発となった。

「川乗橋」で9割近くの登山者が降り、東日原へは私を含め6人ほど。

ちょっと一安心。やっぱり静かにのんびりと歩きたいもんね。




AM9:10 いよいよ奥多摩の山へ向けてスタートだ












道路を歩いていくと、目の前に「稲村岩」の砲弾型の岩。



















まずはこの岩のテッペンを目指すことに。

橋を渡り、稲村岩とのコルまでは急坂を登ることになる。

涸れ沢を登っていくと、左手には稲村岩の岸壁がそそり立っている。












気温が低いのでそれほど汗は掻かないが、足下を見ると見事な霜柱。

コルに到着し、さらに稲村岩のテッペンへ。

ちょっとした岩場を登り、着いたテッペンは最高の展望。






















再びコルに戻り、ここからは稲村岩尾根の登りが始まる。

東日原から鷹ノ巣山までの標高差は1100mほど。

ちょっとひと汗かきそうな登りとなりそうだ。

それでも見通しのよい尾根筋に気持ちよく登れる。











尾根一帯は広葉樹の森が広がり、標高が上がるとブナも目立ってきた。

きっと秋には見事な紅葉が見れるんだろうなとその光景を頭に描いた。




ヒルメシクイノタワという箇所を通過。どうしてこんな名前なんだろう。












AM11:50 「鷹ノ巣山」山頂に到着。













ここからは見事な展望とそのど真ん中には富士山。



















なんとも最高な展望が待ってくれていた。

これが奥多摩の山なんだな。

山頂からは富士山が見え、さらに遠くには南アルプスも見える。

遥か南には神奈川の海。湘南辺りの海だろうか。



東には奥多摩三山のうちの「大岳山」が中央に、その左に 「御前山」が見える。










こんな情景の中でランチ。

「富士山」という最高のご馳走が付いている。









雲取山方面からの登山者も次々とやってきた。

雲取山は東京都の最高峰2017mもあるのだ。









おそらく、土曜日夜に雲取山の小屋に泊まり、縦走されているんだろうなと

想像すると、自分もぜひこのコースを縦走してみたくなった。



最高のランチを堪能し、岩尾根へと降りていく。












奥多摩駅までは5時間弱のコースタイムであり、標高差は1400m弱。

この標高差では膝が心配であるが、今日も万全のテーピングを施してきた。

帰りの電車の時間もあることだし、トレッキングポールを使わずにハイペースで降りることにした。




岩尾根上は防火帯となっており、中央部が開けた歩きやすいルート。

急な下りの箇所もあるが、比較的歩きやすい。

なんといっても冬枯れのこの時期は常に右手に富士山が望め、

楽しい気分で歩けるのがいい。

ついつい気分を良くし、足取りも軽く、いいペースで下っていける。

こんな縦走路はほんと気持ちがいい。





































次に歩くときは新緑、紅葉、そして雪の頃もいいだろうな。









気が付けば、三ノ木戸林道へと降り立ち、

奥多摩駅にはPM3:00過ぎに着いた。

下り5時間のコースタイムの半分で歩けたことに足への自信と

テーピングの方法が間違っていないのだろうという膝への安心感。

これからの山行への期待も持てそうだ。


初めての奥多摩。

豊かな自然と広い山域。

もっともっと歩いて見たくなった、そんな一日だった。


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