待望の雪が奥多摩にも降った。
そんな時は先週に続いて、奥多摩を歩いてみよう。
同じ景色ながら、雪が積もった山々はきっと素晴らしいに違いない。
都営新宿線の始発電車に乗り、JRに乗り換える。
中央線の車窓から見る富士山は今日も綺麗だ。
そしてその手前に連なる奥多摩の山並みも真っ白。
期待に胸が膨らむ。
今回も目指すは鷹ノ巣山。
でも今日は南側の峰谷から登り、鷹の巣山を目指すことにした。
さらにそこからは石尾根を西側へと続く稜線沿いに歩いてみよう。
きっと新しい光景があるに違いない・・・・
バスに揺られ、峰谷へと着いた。
路面には前日までに降った雪が融け、早朝の冷え込みで凍結しているようだ。
AM8:45 峰谷を出発
ここからしばらくは林道を歩き始める。
林道沿いの近道を歩くも、登山道はなかなか始まらない。
AM9:35 ようやく登山口に差し掛かる。
浅間神社の鳥居をくぐり、ここからは浅間尾根沿いに登っていく。
最初は杉林であったが、しばらくすると気持ちいい広葉樹のルートへと変わった。
真っ白な雪に覆われた尾根沿い歩きはとても気分がいい。
辛い登りながらも気持ちは晴れやか。
ブナの森に差し込む日差しはとても柔らかい。
振り返ると梢の間から富士山も顔を覗かせた。
AM11:15 鷹ノ巣山避難小屋到着
奥多摩にはこんな立派な小屋が随所にあるそうだ。
ここで迎える冬の一夜を頭に思い描いてみた。
空には満天の星。
東を見れば東京の夜景。
西を見れば富士山のシルエット。
なんて最高の一夜なんだろう。
考えれば考えるほどワクワクしてくるではないですか。
そんな妄想を振り切り、鷹ノ巣山へ最後の登り。
稜線の積雪は40~50㎝ほど。
稜線の防火帯のおかげで白い雪面が広がりをもってみせてくれる。
AM11:40 鷹ノ巣山到着
先週と同じ景色が広がっていた。
でも違うのは廻りの景色。
奥多摩の雪化粧が厳冬期を思わせるのである。
今日の富士山はさらに白い輝きを増しているようだ。
富士山を眺めながらのランチ。
それがカップラーメンであろうが、最高の味を楽しませてくれる。
AM12:15 さあ、ここからは石尾根を西へと辿っていく。
富士山を正面に眺めながら稜線を歩く。
最高のスノートレッキング
こんな細い尾根もあるのが楽しくなる。
遠くに南アルプスの山並み
日陰名栗山への登り。
真っ白な雪面に浮かぶ富士山
PM1:15 日陰名栗山
この辺りは稜線沿いのルートとピークを巻くルートが並走しているのだが、
稜線沿いを歩く方が楽しいだろうと登ってきたが、
とたんに少なくなった踏み跡に思わぬ時間を食ってしまう。
少し先を急ごう。
でも、こんなのを見たらついついシャッターを押してしまう私。
この先も踏み跡の少ないルートに思うように進めず、
AM2:20 七ツ石山の直下で敢え無く下山とする。
途中、営業中の七ツ石山小屋を通り過ぎる。
ここからは雪も少なくなり、いいペースで下っていく。
そして日暮れ前のPM4:00ちょうど、鴨沢バス停に着いた。
もう少し早い時間から歩くことが出来たら、のんびりと稜線歩きを楽しめたのだが、
それでも気持ちいい景色と山の雰囲気に奥多摩の楽しさを少しは知り得たように思うのであった。
まだまだ歩きたい奥多摩。
とりあえず、今回で今年の歩き納めとなるだろうが、
年明けには再び奥多摩を歩いてみようと思うのであった。
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