富山の出張も終え、大峰・台高への復帰第一弾は
明神平に決定となりました。
北陸や東北地方は例年の2倍という大雪に見舞われている日本列島。
でも今年の大峰・台高付近はヤマレコの記録を見る限り、
どこも雪不足な模様。
しかし大寒を過ぎ、積雪量もこれからが本格化しそうな頃。
ちょうど先週半ばからの寒波到来に積もる新雪を期待しつつ・・・・
近鉄・大和八木駅に今日のメンバーをピックアップ。
本日のメンバーは、昨年9月の前鬼川・沢登りでご一緒いただいた
ゆずさん、ゆぅ☆さん、ルーシーさんと私の計4名。
皆さん、沢やマラソンで鍛えた脚前だけに頼もしい限りです。
AM8:00過ぎ 大又林道終点着。
すでに15台程の車が・・・・
今日の明神平は大賑わいのようです。
スノーシュー、アイゼンと装備をチェックし、
AM8:35 出発です
今日のコースはこちら
明神岳から桧塚方面へ下山のタイムリミットぎりぎりまで歩いて、
そこから引き返しましょうというスケジュール
しばらくは林道歩き。積雪は5㎝~10㎝程度。
photo by yuzu-san
道路脇ではこんなツララの造形も楽しめます。
すだれ状のツララ
photo by yuzu-san
林道終点までの区間は相変わらずの崩壊状態。
登山コースに入り、沢の渡渉を5回繰り返します。
登るにつれて渡渉部分も沢の流れが凍っていく部分が増えていき、
そして現れた「明神の滝」
中央部だけを残してほとんど氷結しています。
過去に何度か見た明神の滝の中でも今日の氷結具合が一番。
ザックにつけた温度計を確認するとマイナス6度。納得です。
それにしても見事な氷の芸術です。
青白く輝いているのがわかります。
陽が射してくればもっと綺麗に輝くことでしょう。
そんな明神の滝に堪能して、ザックの所まで戻ってきた時、
ふと「テカポさん!!」と名前を呼ばれ顔を上げると・・・
なんと、
にょほほさんでした。
町では会わないのに、山で会うのは2回目。ほんと偶然です。
早くも下山する方と行き交います。
少し話を交わすと、昨晩はかなりの強風だったとのこと。
今朝はマイナス12度まで冷え込んだそうです。
コースはトレースもしっかりとしており、スリップの様子も
ないのでアイゼンなしで山頂を目指します。
時折、雲が切れ晴れ間が覗くと、薊岳方面が綺麗に展望出来たり、
まだ小さい樹氷が青空に映えて歓喜の瞬間を楽しませてくれます。
AM11:00 明神平到着
到着と同時に青空も広がり、まるで我々を歓迎してくれているよう。
お決まりの構図もいい感じの光景
スノーシューを装着し、まずは前山を目指します。
今回、私はスノーシューを新調。MSRアッセント22インチで
足ならしです。いままで使っていたアトラス・グレーシャーは
ヒールリフターがなく、登りでは苦労したことからようやく今冬、購入となりました。
振り返ればあしび山荘越しに見える国見山も見事に樹氷に覆われ、
そんな景色を楽しみながらのスノーシューの足取りは軽いもんです。
前山の旧ゲレンデはソリ遊びで大賑わい
こんな綺麗な斜面なら気持ちいいでしょうねぇ~
写真撮りにも大忙し
三ツ塚から明神岳へ
AM11:45 明神岳着
ここから桧塚方面を目指しますが、AM12:30をリミットと決めて進んでいくことに。
見上げる空
MSRのスノーシューの感触を確かめるようにわざと深雪に入ってみたり・・・
ヒールリフターの使用勝手もいい感じ。
そしてAM12:25 明神岳と桧塚との中間地点あたりの判官平でタイムアウト
ここでランチタイムです。
photo by yuzu-san
持ってきたスノーショベルで簡易テーブルを作り、温かいランチが
冷えた体を温めてくれます。
視界はいまいち開けない場所だったけれど、その分、風もなく、
氷点下の世界とは思えない快適な楽しいランチタイムでした。
PM1:30 明神平へ引き返し
途中、前山のゲレンデにてヒップソリをひと滑り楽しみながら・・・
PM3:00 明神平に戻ってきました
そこには我々以外、誰もいません!!
そりゃそうでしょうね。ちょっとのんびりし過ぎました。
スノーシューからアイゼンに替えて、下山開始
時折ショートカットやソリ滑りしながら下っていきます。
往路では氷結した渡渉に慎重でしたが、復路はアイゼンがあるので難なくクリア
PM4:30 無事 下山
朝の早くから、夕暮れ一杯まで楽しく登って、景色を堪能して、
美味しいランチにソリ遊びと、満喫した一日。
頼もしい皆様との充実した山行となりました。
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