錦秋の名残を楽しみ台高・明神平からヒキウス平へ

Tekapo

2014年10月29日 22:13

10月26日、深まる山々の紅葉を楽しんできた。








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今年の秋は台高・明神平へと、ふじもっちゃんとゆっちさんを

お誘いして、この場所へとやってきた。


大又駐車場から見上げる山の斜面にも、

程よく色付いた紅葉の木々が見渡せる。












明神滝を過ぎると、登山道の周囲は広葉樹が目立つようになり

黄色や赤色に紅葉した森を潜り抜けていく。














時折開ける木々の隙間からは、錦を纏った薊岳の姿を臨める。











登山道から見下ろす谷も紅葉で埋め尽くされていた。










いろんな色が混じり合い、絶妙なコントラストで

美しさを表現しているようだ。











明神平へとやってきた。

あしび山荘の背景に広がる山々はもう盛りを過ぎたようだ。











それでもその名残を感じ取り、山の紅葉の姿を想像してみる。














スキー場跡へと進んでいくと、

低く垂れこめた雲が滑るように流れ込んできて、

幻想的な様相を演出してくれる。

















明神岳からさらに東の尾根伝いに足を進める。

落ち葉にルートは隠されているが、

赤テープはしっかりとあるので、地図をしっかりと

確認しながら歩けばロストすることはない。




1394ピークから南へと方向を転じる。

尾根沿いに緩やかに下り、少しづつ左へと尾根の方向が

変わっていくと、左手の視界が開けてくる。

そして目の前にはヒキウス平が見えてきた。

ふじもっちゃん、ゆっちさん、ここが「桧塚劇場」です。









心ゆくまで堪能してくださいませ。
















桧塚劇場はちょっと盛りを過ぎた感もあるが、

それでもまだ十分に楽しめる美しさだ。

恐らくあと5日程早ければピークだっただろう。

曇り空の下ながら、彩りが鮮やかだ。







ここの美しさは紅葉した木々の絶妙な配置にある。

緑色のシダの絨毯の上に、適度な間隔を置いて生えている広葉樹。

決して密集せず、広がりをもって展開しているのがいいのである。

そして、木々が独立しているので一本一本の丸い樹形が

姿良く美しく見えるのである。

場所によっては杉の木が飛び入り参加して、

紅葉樹とのコントラストを演出してくれているのもいい。












美しい劇場を眺めながら、特等席でランチタイム。




photo-by sukanpo-san







時折、差し込む太陽のスポットライト。









大急ぎでカメラを構える。

後ろを振り返ると、ここの美しさを知る

数少ない観客が二人、やってきたようだ。

特等席を彼らに譲り、劇場へと足を踏み入れていく。

明日にでも落ちていくかもしれない紅葉を

間近に眺めながら、帰路へと向かっていった。

再び、明神平を見下ろすポイントへ。














薊岳も日差しを浴びて、錦を鮮やかに見せているようだ。










名残を惜しみつつ、明神平を後にする。

次にここに来るときは、樹氷のころだろう。

その時はまた、こうして山友と来よう。



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