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2013年01月21日

パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編

クラシックルートで知られる岐阜・日照岳BCスキーは気持ちいいパウダーでした。


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編






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日照岳は山スキーのクラシックルートで知られており、国道156号の取りつきから

標高差1000mを一気に登っていくコース。

天気が良ければ山頂からは白山が間近に望めるロケーション。



現在、富山出張であり、日照岳までは2時間弱の距離。

この機会を逃すまいと思っていたところ、タイミングよくPOWERZONEのツアーが

企画されており、参加することにしました。





取りつきの場所は駐車場所が少ないため、道の駅「桜の郷荘川」に集合。

今回のガイドは以前、野伏ヶ岳でもガイドしていただいた石井氏。

2年ぶりの再会をがっちり握手で交わしました。



今回のゲストは私の他には愛知の山スキーヤー、大阪からのボーダー(スプリットボード)、

そして紅一点の岐阜のボーダー女子の計4名。




ガイド石井氏の車で取りつきポイントまで移動し、

AM8:30 ハイクアップ開始です。



今回のコースはこちら。







登りは尾根筋、下りは標高1400m辺りまでは尾根筋を下り、その後北側の谷筋をドロップしました。







取りつきからトレースはなし。

ガイド石井氏を先頭にラッセル開始です。


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編








パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編









今回、ガイド石井氏もボーダーですが、スプリットボードなので登りは5人中4人がシール登高。

紅一点のボーダー女子が最後尾からスノーシューで登りますが、それでもスキーのトレースの

上からでも5センチほど沈むほどの新雪。


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編









最初は比較的緩やかな登りだったが、標高900mを越えてくると30度ほどの勾配となり、

キックターンを頻繁に繰り返しながら高度を稼いでいく。


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編








パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編











深い新雪でのシール登高は昨年の野伏ヶ岳でのトラウマがあった。

新雪に付けられた先行者のトレースは、スキーで踏み固められ、

後ろになればなるほどシールが効かず、滑り易くなっていく。

その極めつけはキックターンポイント。

先行者が上級者であればあるほど、キックターンポイントは周りの新雪の壁を崩さず、

ターンを切り返したトレースがあるのみ。

そしてキックターンポイントも踏み固められ、シールが効きにくくなっているのである。

昨年の野伏ヶ岳ではそんなキックターンポイントで上手くスキーを回せずにいた。

周りの新雪の壁や雪面にスキーのトップが引っかかり、悪戦苦闘している間に軸足までもが

滑りだしてしまい、その挙句には転倒しキックターン出来ずにいた。





あの日以来、新雪キックターンのイメージトレーニングを積んで挑んだ今回のツアー。

果たして上手くいくであろうか。





まずは軸足をターンする方向へ大きく開き、ストックの突くポイントを固めて体勢を整える。

そして一気に残った足を大きく蹴り上げて一気に引き付け、スキーのトップを軸足側に揃える。

ターンポイント周囲の雪の壁の高さが低ければこの方法で一気にターンが出来た。




ただ、この方法では斜度が大きくなり雪の壁がさらに高くなってくると上手くいかないことも。

その場合はもう一つの方法をとることに。

残った足を引き付ける際、勢いよく引き付けてヒールに当たった板を今度は蹴り返すと

板が反動でヒールから離れ、トゥピースを軸に回転し、

それと同時にスキーのトップが雪面から離れて上がるのである。

そのタイミングに合わせて残った足を回しこめばスムーズにキックターンが出来たのであった。




ちょうど同じゲストである山スキーヤーの方も同じ方法でスムーズにキックターンを

しておられたので、その動作を盗みながらなんとか習得出来たのであった。









標高1100m辺りからは廻りの樹木の様子が原生林の様相になってきた。

樹齢100~200年くらいの大きな杉や広葉樹が目立つ。


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編












P1160を過ぎ、標高1250mを越えてくるとようやく勾配が少し緩やかになってきた。

そして振り返ると・・・・・


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編








ガスっていた景色の下に御母衣湖が姿を現したのである。

思わずの絶景にポーズも。


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編











そしてAM12:00を過ぎた頃、時折ガスが晴れ、青空も覗いてきたのである。

これは希望が持てそうだ。なんとか山頂での絶景を拝みたいものである。


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編










青空を拝むと俄然テンションも上がる。

P1534を過ぎるとさらに勾配も緩くなり、キックターンを頻繁にすることなく、高度を稼いでいける。


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編









青空とモンスターが歓迎してくれる。


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編









太陽が眩しい~


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編










PM2:00  日照岳登頂


そして登頂のご褒美と言わんばかりの晴れ間と絶景。


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編






西の空には白山・別山方面だろうか。真っ白に輝いた稜線が微かに望めた。


苦労して登ってきた甲斐があった。

こんなご褒美を戴けるなんて。

無事の登頂を祝してゲストとガイドとガッチリ握手です。


パフパフな日照岳BCスキーツアー 前編












しかし、予定の時間を1時間過ぎている。

行動食のみを短い時間で済ませ、滑走体勢に入る。


お楽しみのツリーランは続きにて・・・・





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この記事へのコメント
期待の意味を込めて、クリックしました~(^_^)/

なんかすんごい気持ちよさそうなとこを滑ったのかなあ?!と予測。
Posted by mayumimayumi at 2013年01月22日 07:42
樹氷モンスター!w
てんこ盛りの雪!w
パフパフのレポを楽しみにしています♪
Posted by Joe mon at 2013年01月22日 21:13
mayumiさん  クリックありがとうございま~す

いや~ もうパフパフでしたよ~

最高の浮遊感  満喫でした!!
Posted by TekapoTekapo at 2013年01月22日 21:26
Joeーmonさん  こんばんは~

さすがは奥美濃 豪雪地帯です。

すっかり雪に埋もれてしまいました~

記事アップをお楽しみに~
Posted by TekapoTekapo at 2013年01月22日 21:28
新雪のパフパフとテカポさんのウハウハが伝わってきます~♪
絶景ですね~!!!
後編を楽しみにしていま~す!
Posted by おかん at 2013年01月24日 15:32
こんにちは!
雪質、最高によさそうですね~♪
昨年の1月、スノーシューでスキーを担いで登りましたが、
こう雪がイイいと、結構沈んで相当体力を使うんですよね~
スノーシューの女性の方はかなり頑張りましたね、山頂の笑顔がとてもイイです。
で、私は踵フリーでのキックターンがまだまだ苦手。 これ練習します...
Posted by PALOMON at 2013年01月24日 19:50
山頂の景色最高ですね、このタイミングで晴れ間出てくるとこがまた
ジェラシーです(笑

板付けてこんだけ登れるものなんですね、未知の世界です。
後編たのしみですっ。
Posted by ふりふらふりふら at 2013年01月24日 21:41
おかんさん  おはようございま~す

パフパフの斜面を登りながら、さあどこを滑ろうか・・・なんて
楽しい妄想をしてました(笑)
Posted by Tekapo at 2013年01月25日 06:48
PALOMONさん  おはようございます~

今回はスキーのシール等行とスノーシューとの機動力の差を
実感しました。
深雪であるほどその差は大きいですね。
それでも、スノーシューの彼女も大きな遅れもなく、
男性陣と同じペースで登ってきました。
キックターン なんとか要領を得てきたようです。
あとはもっとスムーズに出来るように。
Posted by TekapoTekapo at 2013年01月25日 06:53
ふりふらさん  おはようございます。

登っている途中はほとんど曇り空だったのが、
山頂近くになったとたん、瞬間の晴れ間。
まさにご褒美でした。

シール登行、ジクザクにターンを切っていけば
35度くらいの斜面でも登っていけそうですよ。
これもシール登行の強みですね。
Posted by TekapoTekapo at 2013年01月25日 06:56
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