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2013年02月25日

御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!

鈴鹿・御池岳  テーブルランドは遠かった!!


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!


photo by yuzu-san






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「 新雪をラッセルして登った山は毎回『初登頂』である 」




2月号「岳人」にこんな内容の記事が載っていた。

この記事の概要はこんなところだ。





『トレースのない雪山は、たとえそれが1000mに満たない低山であっても

登頂をしようと思うと困難を要する。

無積雪時ならあるはずの案内板や道標のすべてが雪の下。

頼れるのは地図とコンパス(今は高度計やGPSも)のみ。

地形を頭の中で創造し、ルートを構築する。

そして目指す方向を確認し、目標物に照らし合わせる。



朝一番で望んだルートにトレースがあるとがっかりしてしまう。


運良く一番ラッセルを勝ち取った時には、膝上までのラッセルに苦労しながら、

一歩一歩トレースを刻み、その苦労をした者だけが、

「雪山の初登頂者」となれるのである。』





だいたいこんな内容の記事だ。

ラッセルこそが雪山の醍醐味なんだといわんばかりの記事なのである。

そしてこの記事を読んだ瞬間、私の頭の中には、はっきりとしたものが見えてきた。

今の自分が冬山を楽しいと感じるのは、

この記事にあるようなラッセルのある雪山なんだと。






そんな「楽しいラッセル」



昨年は冬の金沢・医王山で堪能した。医王山は標高わずか939mである。

それでも北陸の低山はラッセル天国だった。

今年の大峰は雪が少なく、降雪直後のタイミングにも巡り合えておらず、

まだ今冬は満喫出来ていなかった・・・積もる欲求不満?









そして時は来た。




2月24日早朝、我々二人は鈴鹿山系の最高峰・御池岳の三重県側登山口にいた。

今回ご一緒いただいたのはゆずさん。ここ最近は3連続でご一緒だ。




AM7:05 いなべ市藤原町山口の国道306号冬季通行止めゲートを出発。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!








今回のコースはこちら











ここからコグルミ谷右岸尾根取付きまで通常なら1時間ほどの国道歩き。

しかし、すでに路面には10㎝以上の積雪。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!








幸い、工事車両だろうか轍があるのでしばらくはアイゼンなしで歩いて行く。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!










やがてその轍もなくなり、路面の積雪は40㎝近くに。






予想外の国道歩きでのスノーシュー装着となった。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!











AM8:40 コグルミ谷右岸尾根取付き到着。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!










雪の国道歩きのために1時間40分もかかってしまった。






現在、コグルミ谷は崩壊が激しいという。

それでなくてもこれだけの積雪があると、谷を歩くよりは尾根を歩く方が楽だろう。

「山と高原」地図にはない右岸尾根のルートを辿ることに。





国道の法面養生のコンクリート壁があるため、

少し尾根を回り込んだ小さな堰堤のある谷を登り詰め、

右岸尾根に登るルートを取る。








取付きから急勾配のラッセルが始まった。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!









膝を使い、ステップを作っていく。

全身雪まみれになりながらも着実にステップを刻んでいく。

まだ標高が低いのでウェアに着いた雪が解けて水なり、撥水性の悪い箇所や

トレッキングポールのストラップやグリップに沁み込んでいく。








30分ほどかけてようやく尾根に上がった。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!










ここから先は尾根沿いにわかりやすいルートが続くが、依然ラッセルは続く。

雪面に突き刺すトレッキングポールは吹き溜まりでは2段目のジョイントを越え

グリップ近くまで埋まってしまう。

急斜面では腰ラッセルになってくることも。






トレッキングポールを胸の前で両手に持ち、目の前の雪の壁を崩す。

膝で雪を固め、ステップを作る。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!


photo by yuzu-san







最初は調子の良かった足も、やや疲れてきたようなので

トップをゆずさんに代わっていただく。






ゆずさんも着実に急斜面にステップを刻んでいく。






その頃、後続の二人組の方たちが追い付いてきて、休憩時に先頭を代わっていただく。






AM11:00 カタクリ峠着

御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!










この峠はその名の通りカタクリの花が咲くそうであるが、まだ見たことはない。

この積雪では3月後半にならないと開花しないだろうか。







先行者のトレースを辿るも、急斜面ではスノーシューが滑り思うように進まない。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!


photo by yuzu-san





6合目から7合目までは比較的緩やかな勾配


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!









先を行く先行者に追いついてきた。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!










8合目手前の急斜面でふたたびトップを代わる。

と、その直後、木の根っこで右足を踏み抜いてしまい、体が完全に埋まってしまった。

雪に埋もれながらも脱出し、再び深雪のラッセルを続けようと登っていくと、

何故だか右足が深く埋まってしまう。





足元を見ると・・・「スノーシューがない!!」






先ほどの踏み抜いた箇所あたりだろうか。






後続の方にも手伝っていただき、「スノーシュー大捜索」






あいにく今日はスノーショベルを持参してこなかった。

ピッケルで探りを入れて、周辺を掘り出す。

10分近く探しだろうか、後続の方の予想通り木の根っこ近く深くに埋没していた。

感謝のお礼をし、スノーシューを装着。






その間に再び後続の方たちがトップへ。

ようやく急斜面を登り切った。ここを少し下れば真の谷8合目だ。

御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!








時計を見るとAM11:45

ここから斜面を下り、真の谷から山頂までの標高差200mもある。

この積雪ではとても時間的には無理だ。

さらに足の方も悲鳴をあげている。最初は調子よかった足の具合だったが、

昨日の今庄365でのスキーでの疲労が一気に押し寄せてきたのであろうか。







決断の時・・・・「 撤退!! 」








先行の方たちも同じ判断のようで少しの休憩後、下山されていった。

我はここで簡単な昼食を取ることに。







食事後、下山準備をし、ザックやウェアの雪を払う。

トレッキングポールやザックのストラップ、ウェアの撥水性が落ちて水が浸透した箇所が

ガシガシに凍ってしまっている。外気温・氷点下7度。

登り始めに着いた雪が融解し、どうやら凍ってしまったようだ。

これがテント泊りの山行なら一大事、雪山の怖さだ。








AM12:30 下山開始


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!








御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!












苦労して登った急斜面、帰りはスライダーのごとく滑り落ちていく。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!










強風により創られる自然の造形


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!









御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!










御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!





風の通り道


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!










小さな雪庇も


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!












数十分前に降りて行かれた先行者のあるべきトレースが風雪により早くも消えている。



御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!









御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!











尾根のジャンクションピークで方向を間違えないようにルートを確認。

杉林との境を下って行く。



御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!











そこに吹き込む風雪。

ここにも美しい紋様が出来上がっていた。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!










PM1:50 国道へ降り立った。下りは1時間20分ほどだ。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!











ここからのまた1時間半ほどの退屈な国道歩き。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!













PM2:55 山口ゲート到着。


御池岳 ラッセル堪能も・・・敗退!!











下りの時間が思ったよりも早かったので、帰りは御在所岳の麓「湯の山温泉」へ。

国民宿舎「湯の山ロッジ」は日帰り入浴¥450で安い。しかも綺麗だ。

温泉の窓から見る風景も風情ある雪景色で、今日の疲れを癒す最高のひと時。

このひと時で本日の御池岳・ラッセル祭りは終了となった。

私のM的なラッセル好きにお付き合いいただいたゆずさん。

本当にありがとうございました。

今回は、積雪期の御池岳・テーブルランドを拝むことは出来なかったけれど、

これは次回の楽しみが出来たということにしよう。

まだ見ぬあの真っ白い雪原に思いを馳せながら・・・・




この記事へのコメント
ラッセルを好むTekapoさん、凄いですネ!w
自分だったらすぐに心が折れそうです〜(汗)

ラッセルによる体力消耗と数倍にも増す所要時間。。。
やはり冬の山行は一筋縄にはいかないものですね^^;
Posted by Joe mon at 2013年02月25日 23:57
がんばって遊んでますねー。

私は体力回復からです。
バイク1時間乗ったら疲れてしましました・・・。
Posted by kappa at 2013年02月26日 00:52
いやはや。大変ですね。
無事に帰れてよかったと読んでいました。
Posted by 日帰り登山初心者日帰り登山初心者 at 2013年02月26日 05:40
今庄365であれだけ滑った次の日に、この山行!
その体力と気力、行動力に脱帽です。

今庄ではテカポ晴れパワーの恩恵にあずかりましたが、今回は青空の写真がないのがめずらしいですね。
Posted by ORCA at 2013年02月26日 08:12
Joe monさん

ラッセル好き、なんだか雪と格闘している瞬間が好きなんですよね。
白い魔物に憑りつかれたんでしょうか・・・(笑)

雪で一杯遊んで、途中敗退でも大満足でした。
Posted by TekapoTekapo at 2013年02月26日 12:44
kappaさん

お仕事、落ち着きました?

春になれば山に、カヌーに忙しくなりますよ~

またご一緒くださいねぇ~!!
Posted by TekapoTekapo at 2013年02月26日 12:45
日帰り登山初心者さん

八ヶ岳方面はまだ一度も行ったことがないんです。
2000mを超すあの風景を見てみたい~
Posted by TekapoTekapo at 2013年02月26日 12:47
ORCAさん

この日は、自宅に戻ってさすがに疲れがどっと出てきました。
昨日は全身筋肉痛~(笑)

この二日間、本当によく遊びました。

今度は花見カヌーでお会い出来そうですね。

GWの計画も立てなくては・・・・
Posted by TekapoTekapo at 2013年02月26日 12:49
冬山は 好きな所歩けるから 面白いですよね 楽しそうですね
Posted by うっち〜 at 2013年02月26日 19:26
先日は楽しいラッセルツアーに連れて行って頂きありがとうございました!

テカポさんの激しいラッセル姿にはドギモを抜かれました(笑)

地図を読む能力だったり、ラッセルしながらの登る技術だったり、色々と勉強になりました。

道なき雪山を登る事にハマってしまいそうですねー。
ヤバいヤバいwww
Posted by ゆず at 2013年02月26日 20:49
激ラッセルお疲れさまでした。
なんだか鬼気迫る文調に引き込まれました。
スノーシューがないってあたり、うそぉぉ!? ってなりました。
お二人とも下山後の表情がよいですねw

いつまでもトレース頼りではいけないんですが、確実にトレースのある山を選んでしまいます…。
Posted by ふりふらふりふら at 2013年02月26日 22:57
うっち~さん

同類項の匂いが・・・・(笑)
Posted by Tekapo at 2013年02月26日 23:25
ゆずさん

ほんとにお疲れ様でした。
激ラッセルにお付き合いいただき、感謝です。

ラッセル好きの変人ですが、これからもよろしくです(笑)

ちょっとハマってしまいました?
変人の仲間入りです(笑)
Posted by Tekapo at 2013年02月26日 23:28
ラッセル、お疲れ様でした。
急登の深いラッセルになるとスノーシューは疲れますね。
真っ直ぐ蹴り込めないのでどうしても滑ってしまう。
滑らないようにしようと思うと何度も踏み固めないとダメなんで、余計に消耗してしまう。
私はMSRのEVOを使ってますが、雪の状態やルートによってはワカンの方が有利なケースも多いですね。

ワカンだとアイゼンを着けたまま履けるので便利ですよ。
クラストした雪面だったり、ちょっとした岩場が出てきてもそのまま対応できますから。
是非おためしあれ。
Posted by 山童子 at 2013年02月26日 23:30
ふりふらさん

>気迫迫る文章・・・

ラッセルをしている時の情景を頭に浮かべながら書いていると
必然と・・・迫ってしまいました(笑)


あれだけの雪にまみれていると、スノーシューがないことに
ほんと気がつかなかったです。
ちょうど一番雪が深かったあたりでしたし。

下山後の表情、完全燃焼の顔で~す!!
Posted by Tekapo at 2013年02月26日 23:31
山童子 さん

アドバイスありがとうございます。

スノーシュー、ほんと急斜面のラッセルは難しいです。
トップが大きいので、斜面に蹴り込みしにくいし、
荷重をかけた時に重心が少し後ろに行きやすいので
足元が崩れて滑ってしまうんですよね。

道具も使い分けが必要ですね。
来シーズンはワカンをゲットします!!
Posted by Tekapo at 2013年02月26日 23:36
パチ パチ パチ!!
お疲れさまでした・・・

いいこと書いてくれますねぇー
ラッセル大変、でも楽しい♪

青空ならクジケないで がんばれるけど
雪がガンガン降ってる時とサブイ時のラッセルは
心が折れます・・・

また ラッセル がんばろって心から思いました。
Posted by ひとちがひとちが at 2013年02月27日 15:01
テカポさん、こんばんは~!
ラッセルは、キツイ分体全体で山と向き合ってる気がしますよね。
それがまた魅力なのかも~♪
なんて偉そうなことを言いながら、実は医王山ですらヘロヘロです(笑)

最後のお二人の写真はいいですねー!!!
なんか清々しいです!!!
Posted by おかん at 2013年02月27日 21:50
ひとちがさん

寒くて、ガンガン雪が降って、一人ぼっちのラッセルは
私も心が折れます。
でも、今回は頼もしい仲間がいてくれたお蔭で
頑張れました。

「岳人」の記事、私にとって「これだ!!」って思わせる
内容で、なんだかヤル気をもらいました。
Posted by Tekapo at 2013年02月28日 08:05
おかんさん~

>ラッセルは、キツイ分体全体で山と向き合ってる気がしますよね。


う~ん、いい言葉だなぁ~
ほんと、雪山にどっぷりとはまって、もがき苦しんで、でもそれが楽しくて
なんだか山に試されているような気がします。

「そんなんじゃ、まだまだこの山には登れないぞ!!」って



最後の写真、完全に疲れ切ってます(汗)
Posted by Tekapo at 2013年02月28日 08:08
tekapoさん、こんばんは。

はじめまして、2~3年前より愛読者になっていますCOOPERと申します。
僕たちは山友と二人で前日からテント泊でここに入っていました。
トレースがtekapoさんたちのものだとわかり、嬉しくなりコメントさせて頂きました。
2日目の朝に僕が1時間寝坊をしなければ、確実にtekapoさんとお会い
出来ていたと思うと、とても残念です。。。

前日もそうでしたが、この日の雪は大変でしたね。
お時間を拝見しますとカタクリ峠までのタイムが早いのがさすがでございます。
帰りのスライダー跡もきっちり利用させて頂きましたw

今回の山行では、8合目より上ではスノーシューがかなり有利でしたが、
下の方では僕のワカンの方がスムーズに登れた印象がありました。
なかなか難しいものですね。

そのうちどこかでお会いできればと思っております。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
Posted by COOPER at 2013年03月10日 23:08
COOPERさん  初めまして

ヤマレコの記録を見て、前泊しておられる方がいるのを知りました。
駐車場場所にも車が停まっていましたしね。
そして、記事からCOOPERさんのブログを辿って見ると・・・

パンダさんの「落書き」でつながっていたんですね。
そういえば、見覚えのあるネームだったなと・・・

COOPERさんのブログの写真、感動しました。
美しい写真の数々。
同じ場所で撮っているのに、こうも違うなんてって思いました。


あの日は、本当に凄い雪でしたね。
でも楽しくもありました。
そして、数少ないあの時期の御池岳入山者として
なんだか凄い共感しています。

これからもよろしくお願いします。
そしてどこかでお会いできることを楽しみにしていますね。

PS。 お気に入り登録させていただいま~す。
Posted by Tekapo at 2013年03月11日 21:15
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