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2013年03月11日

乗鞍岳BCスキー 春の装い

初の乗鞍岳BCスキー 

3月9日 念願の乗鞍岳を初めて滑ることが出来た


乗鞍岳BCスキー 春の装い







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3月9日の未明、雨が降り出した国道19号を快調に走る。

木曽福島を過ぎ、藪原で国道から外れる。

野麦街道に入るとすれ違う車は全くなくなった。

峠道に差し掛かったあたりで雨は上がってきたようだが、

ヘッドライトに照らされた路面には薄らと白いモノが浮かび上がる。





野麦街道を走ること1時間、梓湖の湖面がナビ画面に確認されると、

程なくして国道158号との交差点を左折。

ここにきてようやく対向車とすれ違った。





乗鞍高原方面に車を進める。

路面には雪がなく、高原へ向けて愛車はぐんぐんと標高を稼いでいく。

AM2:40 乗鞍高原国民休暇村駐車場到着 360km 5時間の深夜ドライブであった。





サンルーフから見上げる乗鞍の夜空には雲の切れ間から星が瞬いている。

明日はいい天気になりそうだ。急いでシュラフに潜り込む・・・・







AM6:50 休暇村出発 標高1600m


乗鞍岳BCスキー 春の装い








本日のコース(帰りは滑りのためログ間隔が飛んでしまってます)








駐車場からもわずかに望むことの出来る乗鞍岳山頂付近は、
雪煙が舞い上がっているのがわかる。

予報通り今日は強風との戦いになりそうだ。

整備の終わったばかりのゲレンデをシールを効かせて登っていく。


乗鞍岳BCスキー 春の装い








乗鞍高原スキー場のリフト運行開始はAM8:30

今日の日中の最高気温はゲレンデトップ・標高2000mでも

プラス3度ほどの予報が出ていたので、少しでも雪の状態がいい時間に

滑り降りてこようとリフト運行を待たず、登行開始だ。

ゲレンデからも乗鞍山頂が良く見える。


乗鞍岳BCスキー 春の装い








AM7:50 ゲレンデトップ着 標高2000m


乗鞍岳BCスキー 春の装い






乗鞍岳BCスキー 春の装い








登り始めて1時間、なんだか体の調子がいまいち。

全身のだるさと両腕のわずかな痺れ。

熱はなさそうだが最近感じたことのない体の違和感。

無理をせず、ペースを落としていこう。

ここからは管理区域外のツアーコースが始まる。

森林限界までの標高差350m程の林間コースだ。

ツアーコース入口の急斜面が見えている。


乗鞍岳BCスキー 春の装い







先行者のトレースはスキー1人と登山者の二人組のようだ。

最初の急斜面を登りきると、程なく1番標識。


乗鞍岳BCスキー 春の装い







この看板がツアーコース終点の6番まで続く。

2番標識


乗鞍岳BCスキー 春の装い









3番標識


乗鞍岳BCスキー 春の装い









このあたりから剣ヶ峰が大きく見えてきた。


乗鞍岳BCスキー 春の装い










4番標識


乗鞍岳BCスキー 春の装い







ここを過ぎてしばらくすると右手には北アルプスの山並み


乗鞍岳BCスキー 春の装い









右に前穂高岳、左は奥穂高岳


乗鞍岳BCスキー 春の装い









剣ヶ峰山頂付近から舞い上がる雪煙


乗鞍岳BCスキー 春の装い








AM9:15 6番標識


乗鞍岳BCスキー 春の装い










この先は森林限界となり強風に晒されることになる。





今回の計画前、BCの大先輩でもある、うっち~さんから

事前に色々とアドバイスをもらっていた。

・今日は強風が予想されそうなので、森林限界を出る前に上着を着込んだり、
 行動食を食べたりと準備をした方がいい。
 風速20m/sの強風下ではそんなことは出来ないだろうから。

・位ヶ原はほとんど目標物のない広い雪原。位ヶ原を登行しながら、
帰り道であるツアーコース入口をしっかりと確認しておく。
 南側には沢があるので絶対に迷い込まないように。

その他、乗鞍の素晴らしさも一杯教えてもらった。




アドバイスに従い行動食の補給をして厚手のグローブを嵌め、フリースを着込む。

そしてアウターウェアのベンチレーターを全て閉める。

15分の休憩後、位ヶ原への急斜面に差し掛かる。


乗鞍岳BCスキー 春の装い








その手前にある看板。


乗鞍岳BCスキー 春の装い





乗鞍岳BCスキー 春の装い








ここを右手にある赤旗沿いに進むと位ヶ原小屋だ。


乗鞍岳BCスキー 春の装い







強風に舞い上がった雪が斜面を駆け下りて体に降りかかる。


乗鞍岳BCスキー 春の装い








一番トレースであろう山スキーヤーが早くも滑り降りてこられた。


乗鞍岳BCスキー 春の装い








急斜面を登り切ったそこは一面の雪原、位ヶ原だ。


乗鞍岳BCスキー 春の装い







中央の大きな鞍部・肩の小屋を境に、

左手には剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳の3山

右手にはようやく姿を見せてくれた摩利支天岳と富士見岳


乗鞍岳BCスキー 春の装い







さらに北を望めば穂高連峰


乗鞍岳BCスキー 春の装い








その左奥には槍ヶ岳が確認出来るが、穂先はわずかに霞んでいる。


乗鞍岳BCスキー 春の装い






南には御嶽山~中央アルプスが望めるのだが、

黄砂の影響に霞んでいるのが残念だ。









位ヶ原の雪原は一面のシュカブラ


乗鞍岳BCスキー 春の装い







昨晩わずかに降った雪も風に飛ばされたようで、

カリカリの状態となっている。これは帰りの滑りに苦労しそうだ。

そんなシュカブラは強風にさらに大きく成長中~







強風に晒されながらのシール登行であるが、雄大な景色にテンションは最高潮。

剣ヶ峰が間近かに迫ってくる。


乗鞍岳BCスキー 春の装い








摩利支天岳から続く長大なスロープ、ここを滑ったら気持ちだろうなぁ~


乗鞍岳BCスキー 春の装い









AM10:45 肩の小屋口 到着 標高2610m


乗鞍岳BCスキー 春の装い









見上げる肩の小屋への稜線からはさらに強い風が吹き下ろしている。

小屋で風を避けながら、ヘルメット+ゴーグルを装着し防風体制を強化。

スキー板にはクトー(スキーアイゼン)も装着した。


乗鞍岳BCスキー 春の装い









体調は幾分良くはなってきたが、足の疲労感がいつもよりも早くやってきた。

やはりどこかが変だ。

ザックにはアイゼンとピッケルも忍ばせてあったが、こんな体調では山頂登頂は到底無理。

しかもこんな強風下でスキー板を背負ってでは危険過ぎる。

最終地点を肩の小屋と定め、シール登行を再開する。


乗鞍岳BCスキー 春の装い








風は15~20m/sほどであろうか。強風を受けた体が後ろに持って行かれそうになるが、

クトーが程よく効いてくれて、なんとか前に進んでいける。


乗鞍岳BCスキー 春の装い








雪面の状況は様々だ。

シュカブラ、ウインドクラスト、しまり雪。









AM11:40 肩の小屋到着 標高2760m


乗鞍岳BCスキー 春の装い





見上げる剣ヶ峰は、圧倒的な迫力で迫っていた。

照りつける太陽に雪面がギラギラと輝いている。





先行者である登山者が朝日岳直下をトラバースしていく様子が見えるが

斜面が氷化してるのか、苦労しているようだ。




シールを剥がし、ブーツのバックルを閉める。

ブーツのヒールのレバーを滑走モードに切り替え、

ビンディングのヒールを固定する。

この一連の作業もだいぶ慣れてきたようだ。

そして高まる緊張感と期待感。

いよいよ乗鞍岳での初BCスキーだ。


乗鞍岳BCスキー 春の装い










シュカブラを避けて、登行時に確認した滑りやすい面を滑っていく。

斜度も程よい程度なので、短いながらも気持ちいい滑りが楽しめた。


乗鞍岳BCスキー 春の装い









肩の小屋口で一息入れると、そこには沢山のBCスキーヤー&ボーダーが

装備を替えていたり、シールを剥がしていたりと賑わっている。



「最高の天気ですねぇ~  雪はシュカブラだらけで滑り難いけれどね」

なんて会話を交わしながら、摩利支天岳を仰ぎ見ると、

数名の山スキーヤーがあの長大なスロープを登っているようだ。


乗鞍岳BCスキー 春の装い










シュカブラと格闘しながら、位ヶ原を滑り降りていく。

次々と登ってくる人がいるお蔭で帰り道をロストすることもない。

ツアーコースに戻ってきた。

気温はプラス℃、さらに昨夜の黄砂により完全なストップスノー。

板が全く走らない。

ツアーコースで折り返したらしいスキーヤーのトレースに合わせてると、まだ板が滑ってくれるが、

少しでも外れるといきなり前のめりを食らう。

まったく楽しめない滑りだ。


乗鞍岳BCスキー 春の装い








ゲレンデトップから先は整備されているので、黄砂の影響は少しましにはなったが、

完全に春スキーの様相のベチャ雪にほとんんど直滑降で、

AM12:40 国民休暇村到着です。


乗鞍岳BCスキー 春の装い







登り5時間、下り1時間弱の所要時間。





雪こそ期待外れではあったが、3000m級の最高の景色を

堪能出来て、満足の一日であった。

地形の様子もほぼ把握出来て、大収穫でもあった。

春山スキーはこれからが本番、また訪れたい乗鞍岳BCな一日であった。




そして、「湯けむり館」の乳白色の温泉で疲れを癒し、

大阪までの5時間ドライブがまた始まるのであった。










    < 忘 備 録 >

    ・体力温存のためにもゲレンデトップまでのリフト登行も視野に入れよう。

    ・スマホアプリ「山旅ロガー」だけならバッテリー目盛は一つだけの減。
     (機内モード設定、スマホに使い捨てカイロ貼付)

    ・森林限界の強風下(外気温-4℃、風速10~15m/s)ではスキーパンツの下に
     モンベル・スーパーメリノウールEXP.だけでは少し寒かった。

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この記事へのコメント
乗鞍BCお疲れ様でした
この時期は中々厳しい乗鞍ですがGW頃には位ヶ原山荘までバスが入るので色々なルートを楽しめますよ
Posted by YTYT at 2013年03月11日 19:58
雪の穂高連峰、素晴らしいですね~!!!
スキーは引退しましたが、雪山への思いは募るばかり。
凍傷が半端なく怖いので、十分にトレーニング・経験を積んでからの予定ですが。

しかし、穂高連峰、美しい~
Posted by LG-2 at 2013年03月11日 20:00
YTさん

乗鞍のあの景色はたまんないですね。
まだまだこれからのシーズンが長いことを思うと、
いろんなコースを滑って見たいものです。

その時は、どこかで会えそうですね。
Posted by TekapoTekapo at 2013年03月11日 21:18
LG-2さん

あれまぁ~  スキー引退しちゃうんですか。
またご一緒しましょうよ~!!

雪山の魅力は、一度こんな風景を見てしまうと魔力のようです。
雪が悪くても、これだけの絶景が見れることだけで幸せな気分になれました。

穂高連峰  美しい~ 
Posted by TekapoTekapo at 2013年03月11日 21:21
お疲れ様でした!
往復720km、一人での運転は大変ですよね。
乗鞍はオープンバーンで晴れて滑る雪なら最高なんですが、
高温でさすがにストップスノーでしたか。

今シーズンはまだ立山でご一緒しただけですが、
どこかでタイミングが合えばと思っております。
3月も20日以降はどうも春に入る感じみたいですが、、、
Posted by かつお at 2013年03月11日 22:02
乗鞍岳にいかれたんですね!w

位ヶ原のシュカブラ・・・こんなに大きくなっているとは^^;

実は自分も月末に〜位ヶ原山荘でのんびり1泊2日を予定しているので、tekapoさんのレポ、とても食い入るように拝見させていただきましたw

自分はヘタレなので、ゲレンデトップまでリフト運行になりそうです(苦笑)
Posted by Joe mon at 2013年03月11日 22:53
アドバイスと言うより あれ 全て自分の失敗談ですよ また タイミング合ったら よろしくです
Posted by うっち〜 at 2013年03月11日 23:08
凄い~、美しい~、羨ましい~!
3,000mクラスはスケールが違いますね!
山スキーでも長野遠征したいです...
しかし、だんだんと雪質は落ちてきましたかね?
あのストップ雪はちょっと苦手です...
クトーって便利ですか?
私のディアミールはイーグルですが、確か付けれるはず?
Posted by PALOMONPALOMON at 2013年03月11日 23:37
かつおさん  おはようございます~

一人での長距離運転、睡魔との戦いではありますが、
この時間って、これからの期待感があって好きな瞬間でもあります。
まあ、自分の世界に浸っているだけですが・・・


とにかく、あの日は黄砂と高気温が半端じなかったです。
ちょうど昨年の御嶽山の時の感じでしょうか。
山にも春の兆しが出てきたってことでしょうね。

まだ春山シーズンはこれから、ぜひ一度セッションしましょう~
Posted by Tekapo at 2013年03月12日 07:57
Joe monさん  おはようございます。

3月末に行かれるんですね。
それまでにもう1回新たな積雪があるといいんですが。
シュカブラも綺麗ですが、やっぱり新雪の方がいいですもんね。

位ヶ原で一泊なら、最高の朝日が拝めそうですね。
それと星空も・・・・

レポ、楽しみにしてますねぇ~
Posted by Tekapo at 2013年03月12日 08:00
うっち~さん  おはようございます

この度はいろいろと参考になりました。
失敗談とはおっしゃいますが、それだけに貴重なお話ですね。

黄砂と高音のため、滑りはいまいち楽しめせんでしたが、
あれだけの景色を堪能出来るんだから、乗鞍って最高です。
何度でも行きたくなりますね。

お次はぜひご一緒に!!
Posted by TekapoTekapo at 2013年03月12日 08:02
PALOMONさん  おはようございます。

3月に入ってようやく、この私でもこんな天気なら3000m級へ近づくことが
出来ました。
大阪から360kmほどですが、これでもまた近いほうでしょうか。


これからの時期はあまり雪質は期待できないんでしょうね。
あとは幸運をつかめるかどうかでしょうか・・(笑)

ディアミールのクトー、シールのほとんど効かないシュカブラや
固くクラストした斜面にはよく効いてくれました。

イーグルにも付けれるはずですね。
Posted by TekapoTekapo at 2013年03月12日 08:08
乗鞍、美しいです。眺望もまた美しい!
それにしても、スキー場下部から登りさらに稜線目指すなんて・・・。

スキー場上部のツアーコースなんてあるんですね。
でも写真見ると、ホワイトアウトしたら大変そう。
ただただ感嘆するばかりです。

余談ですが、薮原からの道って境峠越える道ですよね。
そば屋のところを登っていくと野麦峠スキー場があります。
よく行ってました。そこから乗鞍、穂高連峰がよく見えました。

また行きたくなりました。
Posted by しか at 2013年03月12日 22:51
しかちゃん   おはようございます。
返事遅くなりました。

スキー場下部から稜線まで、標高差1200mほど。
積雪時期はツボ足やスノーシューよりも楽なこともあります。
なんたってこの日は景色が良かったですもんね。
やっぱりテンションがいいと、辛い体も楽になれるんでしょう。

野麦峠スキー場、昔、私も数回行きました。
意外と空いていて、コースレイアウトもよかったですよね。
乗鞍岳からも野麦峠スキー場はよく見えてましたよ。
Posted by Tekapo at 2013年03月14日 08:04
リフト乗らずに登られたんですね。
実は私も来週行きます。こんな景色が見られたらいいのですが。
下り1時間というのがウラヤマシイ。

とても参考になりました。
Posted by RIKORIKO at 2013年03月14日 12:07
RIKOさん  お返事遅くなりました。
来週あたり、寒の戻りがあるようなので新雪が楽しめるかも。
春のいい天気に覆われるといいですね。

スキーは本当帰りが早いですね。
1時間かけて登った斜面を5分もかからず降りてきますから・・・・
その分、行動範囲が広がります。
山スキーの強者達は、日帰りで新穂高温泉から槍ケ岳を登り、
滑って降りてくるそうですから。
Posted by Tekapo at 2013年03月16日 09:45
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